第28話 ハワイ①

やっぱり、ハワイは暑い。

8月のハワイの平均最大温度は、31度前後。だが、日本の蒸し暑い、暑さではないので、ハワイの方が過ごしやすいかもしれない。

とりあえず、ホテルにチェックインして、荷物お預け、ホテルの近場の海に桜井さん以外のみんなで海を少し見に来た。

桜井さんは、明日の撮影の準備があるらしく、来れなかった。

俺も一緒に残ろうかと言ったが、明日の撮影が終わったら自由に行動していいから、みんなで先に楽しんでいて欲しいと言われた。

「…綺麗…」

霧街さんが感動しながら海を見ている。

「アニキ。めちゃくちゃ綺麗な海ですね」

「本当、綺麗な海だな」

時刻は、夕方。赤い夕日が海に沈む。その夕日で赤く染まる海を相馬と海を眺めていたら、

「なに、カッコつけてるのよ」

光に言われてしまった。

べ、別にカッコつけてなどない。

ただ、この夕日をバックに桜井さんに告白できたら、いいのに。

そんなことを思っていた。

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