考える――考える。

柊木緋楽

アンチアンチへ

「『優しくない世界』アンチ」アンチへ

「けものフレンズ2」

僕は、このアニメに対する、「優しい世界じゃない」という批判を、たくさん見てきた。

たしかに、この作品はフレンズという優しくはない。

だが、それは旧アプリ版の大まかな設定についても、同様だったはずだ。

アニメ一期のセルリアンについても、ぱびりおんやフェスティバルにおいてもそうだった筈だ。

そう否定したい。

否定したいところではあるが、その前に、アンチについて考えた。


議題としては……


そのようなアンチはどのように考え、アンチ行為を続けるのか。


一つ、出た結論。

それは、「優しさがほしいから」であった。

そしてそこから、新たな疑問が生まれた。


彼らに優しさを与える場所はないのか?


確かに、けものフレンズ2は優しくはない。

だが、他に優しさを受けとる場所はあるはず。

他のアニメ、そして現実。


そして考えた。


目の前にある「優しさ」に、気付けないのだとしたら?

目の前に「優しさ」がないのだとしたら?

自身の感じる「優しさ」が、他の人が感じる物とは異なる物なのだとしたら?


そうなのだとしたら、優しさに気づけない人には、気づけるように努力をしてほしいし、その人の周りに優しさがないのだとしたら、周りの人にもその人に優しくしてあげてほしいし、優しさの感じ方が他の人と違うのだとしたら、自分に合う優しさをどうにかして見つけてほしい。

そう考えて、僕はアンチのアンチ活動を行い続ける。

優しさに気付けない人が優しさに気付けるように、優しさの感じ方が異なる人には、自分に合った優しさを見出だしてほしいから、そして、優しさが周りにない人には、自分に対する評価を落とさないようにしてほしいから、この活動を続けるつもりだ。

正直強がってるのは上面でしかない。

自分もまだ上には上がいるだろうが、人よりは傷ついたと思ってるつもりだ。

アンチ達の深層心理も十分分かってるつもりだ。

叩くのなら叩いてくれても構わない。

でも、そんな事を続けているよりは、現実にある、けもフレに関さない不満や愚痴があるなら、どうせならそっちの方を言ってほしいな。


けものに……

ううん。

あなたに幸あれ。

そう願って。


2019/3/13 22:28

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