チューリップ


チューリップが

咲いていた

咲いていたなんてもんじゃない

咲きまくっていた

窒息寸前のわたしがそこに立っていた

取り囲まれていた

「おうっ」

チューリップにかつあげされかけた

少しぶつかったのだ

わたしはえへらえへら笑って誤魔化した

数では勝てない

そう思った

だがよく考えたら力で圧倒的に勝っていたので片っ端からもぐことにした

チューリップは怯え出した

このままだとこいつに殺されると危惧したようだ

そしてその通りの未来がやって来た


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