少年と少女


星座を

作る

少年と

それを

手伝う

少女が

いた

いつか

二人は

死ぬだろう

でも

今は

それよりも

ずっと前だから

二人は

死なないまま

空に

図形を作っていた

次の日には

もう忘れてしまうような

くだらないことで

笑い合っていた

誰もいない

この場所で

何かが

決定的に正しいような気がしているのだろう


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る