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おれは漫画を読んでいた

漫画だ

おれから言わせれば漫画以外に必要な本なんて無いのだ

取り敢えず漫画

それさえあればあとはどうだっていい

そしておれはそんな漫画を読んでいた

「やっぱ漫画って面白えよなあ」

おれは感嘆としながらポテトチップスを食らいつつページをめくった

ページの上に妖精が乗っかった

「やあ」

自己紹介された

おれはすかさずティッシュで丸めて屑篭へと捨てた

漫画の続きが気になった

漫画の中では現実では起こり得ないことが平然と起こっていた

これは現実ではないとわかっていてもつい胸が高鳴ってしまう

漫画が終わった

(………ところでさっきのなんだったんだ?)

おれは屑篭に捨てたティッシュを広げた


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