作り手が受け手を選ぶ事について思うに

 私は昭和55年生まれの40歳です。親はかろうじて戦後生まれ。祖父母は、太平洋戦争を知っている世代で……祖父母はみんなあの世で待ってますね。

 そんな私が昨日「うっせぇわ」を聞いてみました。YouTubeで見る事ができる歌なのですが。高校生が歌っているそうです。そんで、聞いたんですが、感想は「チェッカーズ思い出すなあ」でした。まあ、そんなに響かなかったというか……たぶん、中学生の時に聞いていたら、ハマっていたのかもしれません。聞くのが遅すぎました。


 そんで、ある「うっせぇわ」に関する解説文を読んだんですが、まあ、私のような中年とかには厳しい内容でした。それはどんな感じの解説なのかというと……

「うっせぇわを聞いてチェッカーズのオマージュだとか言い始める中年には、関係のない曲である」という事でして。なんといいますか、聞いても分かんないであろう人間を弾く装置としての、曲冒頭のチェッカーズっぽさ。そういう、技巧であると。

 そうなのか……と思いつつ、続きを読み、そして内容を徐々に忘却の彼方へ。歌の解説というよりも、世代間の断絶について語りたいのならそうとタイトルに書いてくれ、まず読まんから。

 そもそも若者の詩を分かったふりする大人の方が気持ち悪いと思うのですが。少なくとも自分が若い頃は、そう思っていたなあ。分からんもんは分からんと言っておいた方が、いいんじゃないだろうか。今の若者の場合はどうか、知らんけど。


 で、こんな文章を書くからには何か、モヤモヤしたのだろう私。なんだろなあ。

 ある何物でもない個人が、大勢の人間に対しメッセージを発信できる事が当たり前の時代であります。例えばこのエッセイは全話でPV1685(2021/03/06現在)なのですが、まあ、お隣の奥さんに愚痴るよりは、多くの人に読まれていると言えるのです。

 何が言いたいのかというと、そんなに多くの人に語るような内容でも無いのに、カクヨムというサイトに掲載しているというだけで、思ったよりも多くの人に読まれてしまっているのだ、という実感。


 そして、たまに感想まで頂くのですよ、おどろいた事に。そりゃあ、感想返し、しますよ。奇特な読者に対し、お礼も兼ねて。「ねえどうしてこんな役にも立たない文章読んだの、暇なの」とか聞いてみたいのを我慢しつつ。ええ、最低な作者なのかもしれない。いや、そもそも何をやっているのかも分からない、あやしい何かでしかないのだから。


 で、そんな最低な作者である私ですら、いや、そんな適当な物書きであるからこそなのか、分かんないんですけどね、思うんです。「罵倒感想いらんし返事もしたくない」って。何でそんな風に思うのかと言うと、ねちっこい奴相手する時間が無さ過ぎて。その荒らしを相手する時間あったら、他の人と交流したいのです。我々の時間というのは、限られているのですから。あんまり酷い奴はブロックでいい。


 という事情があって(お前だけやそんな事言ってるの)、作り手が受け手を選ぶという事態が生まれるのだろうなあ、と思ったのであります。ちなみに荒らしの定義は、あるようで無い気がします。何でかと言うと、人それぞれの荒らしの定義があるように感じるので。私の場合ですが、荒らしと思う受け手(作り手・発信者でもある)は以下のとおり。


・感想欄に感想を書かない。ただの一つも。しかしやたらな長文を読ませようとするし、何なら返事も欲しがる。それも、なんべんも

・自作を読みに来いと言い残したうえに、いざ私が指定された文章に感想を書いたら音沙汰なし。おまえは何がしたいんだ(少し面白かったけどね)

・他のユーザーの気分を害するコメントをしがち。例えばその場にいないユーザーの悪口を唐突にコメントするとか

・病院に行ってくださいとしか言いようが無いコメントを何べんもしてくる


 具体例は避けます。「晒しだー!」って怒られたら嫌だし。

 

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