映画 ジョーカー
こんにちは、葵流星です。
今回は、久しぶりの映画の感想となります。
とはいえ、このジョーカーという作品を見るには気が引ける方が居ることでしょう。
2021年10月31日のハロウィンに起きた京王線の無差別殺傷事件の犯人がしていたのが、ジョーカーのコスプレとされています。
この事件では、動画がありそれを見た方には印象深い出来事でしょう。
しかし、その動画を撮っていた方はあまりいい対応をしていたとは言えません。
事故直後の証言と実際の事件内容が食い違う部分もあり、正確ではないのは致し方ありませんが、やはりその現場にとどまって動画を撮り続けるというのはかなり奇妙な行動にも思えます。
こういった事態の際は、まず逃げることが重要です。
京王線では、過去にサリン事件も起きており、特急であるため停車駅も限られておりなおかつ、事件のあった区間は停車駅との間隔が非常に空いている場所でした。
では、そろそろ本題に入りましょう。
まず、この映画のジョーカーの衣装は京王線のコスプレの衣装とは違います。
赤色です。
次に、ピエロ🤡恐怖症の方にはあまりおすすめは出来ません。
さて…では、ざっくりとストーリーを書いていきます。
まずは、後のジョーカーとなるコメディアンを目指す男、アーサーが居ました。
アーサーは、過去に受けた虐待の為、脳に障害が残り突如として笑い出すということがありました。
その為、カウンセリングや服薬をしていました。
そんなある日、仕事をしていると若者たちに襲われてしまいます。
その後、職場で同僚から銃を貰いました。
そして、仕事終わりに乗った地下鉄で彼は3人の男を殺してしまいます。
彼らは、エリート社員でしたが、そこら辺のゴロツキと変わらないくらいのクズ野郎でした。
地下鉄内で彼は、その3人から暴行を受け、3人全員を殺しその場から立ち去りました。
この事件の犯人が分からず、このピエロの格好をした犯人はジョーカーと名付けられ、当時財政が破綻し施設の閉鎖が行われるなどして貧富の差が加速していた貧困層の多くが、ピエロの格好をし抗議活動を行い始めました。
この後、とあるトークショー番組に出演することになった彼は、自分知る自分自身の生い立ちが母の妄想による誤りだとわかり、母を病院で殺しました。
その後、家に戻ると同僚の2人が訪ねて、警察に捜査されていると離しますが、アーサーはそのうちの1人を殺し、トークショーのスタジオへと向かいます。
その途中、アーサーを追っていた警察が電車内で、抗議活動の為ピエロの格好をしていた男により拳銃を発砲させられてしまい、警察はアーサーを止めることができませんでした。
アーサーは、そこで自分のことをジョーカーとしてトークショーに出演することをトークショーの司会に告げ、そのまま番組は始まりました。
そこで、アーサーは自分が地下鉄の犯人であると打ち明け、自分を笑い者にしようとしていた司会を拳銃で射殺しました。
一方、町ではピエロの格好をした人々が暴動を起こしており、不幸にもアーサーはジョーカーとして抗議のシンボルにされてしまいました。
大まかなストーリーは以上です。
ですが、京王線の犯人の行為とは全く違います。
アーサーは不幸な人物でした。
ですが、彼は自分の過去を知り、銃を手にしたことで自分らしくなれたわけです。
おそらく、この殺人と言う部分がかなりネックになっています。
殺した3人はエリート社員であり勝ち組ですが、当時のゴッサムシティの失業者達は負け組と評され、この殺人を糾弾しました。
そして、この地下鉄での殺人事件のピエロは、ゴッサムシティの人達にとってはヒーローとされました。
その根底には、貧富の差が拡大したという背景もありますが、アーサーにとってこれはただの副産物のようなものです。
ただ、そういった社会的格差への報復、復讐としてはピエロの格好をし抗議活動を行なうというのは負け組にとってはかなり良い抗議活動ではありました。
この殺人をしたことを許せるか、どうかでこの作品の評価は分かれます。
最後に、京王線の無差別殺傷事件について書いておきます。
私は、犯人を許せません。
なぜなら、無差別に攻撃対象を選んだからです。
もし…殺害する対象が別の人物であり、逆恨みでもなければ私はその人物を殺してもいい、情状酌量の余地があるとは考えれます。
ですが、社会への報復として大多数を巻き込むというのはその通りではありますが、やはり許せない行為です。
殺人においては寛容な方ですが、やはりそれ相応の理由が無ければ許しません。
今後もこうした事件が起きる可能性があります。
社会が良くならない限りはこういったことが起き続けるため、対策のしようがありません。
ですが、自身の身を守る為に何かをしたり、恨みを買わないようにしたりすることは出来るはずです。
長くなりましたが、今回はこれで…。
それでは、また!
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