12. 時間感覚がダメダメ。

ズバリ言うと、私の時間感覚はおかしい。


何かに夢中になって時間を忘れる、という言い方ありますよね。「わっ、気づいたらもうこんな時間!?」みたいな。

私の場合は、何かに夢中になってることに途中でふと気づいて、時間を意識することがよくあるんだけど、そのとき時計を決して見ない(グータラだから)。「今、○時くらいだろうな」って思うだけ。そして、夢中が終わって、そろそろいい頃合いだなと確信を持って時計を見た時に、「えーーっ!? まだ●時くらいだと思ってたのに!?」となる。


たいてい1時間〜1時間半はズレてる。

ひどい時は、2、3時間も(日が長い季節など)。


まあ、それはいいとして。

いや、それをいいとしてしまったら話が終わってしまう。


今日は、それが前提にあると……という話です。


まず、何かの時間に合わせるのが苦手。待ち合わせ、就業時間、出発時間、開演時間などなど。


時間感覚がおかしいと「時間の見積もりが甘過ぎる!」という必然も起きる。たとえば、30分で済ませられるだろうって思ってたけど、実は50分もかかることだった! みたいなこと。そういうことがよくある、じゃなくて、いつもそうって感じ。


さらに困ったことに、「時間貧乏性」なので、空白の時間っていうのがすごくもったいなく感じる。なので、明確に意識的にめいっぱい時間を使おうとする、それはもうサガと言っていいほど。(そのくせ、一日のうち、しっかりボゥッとしてる時間がけっこうあるのはナンなんだ? って気がするけど。そういう時はたいてい、頭の中で妄想が膨張してる時だと思う)。


以上を総合すると、「出かける前にわざわざ余計なことをやって、出る時間が遅れる」ってことが起こるわけだ。

さらに最悪なのは、時間に余裕があればあるほどそうなるのだ。


逆に言うと、「余裕を持つ」ということが苦手というか、常に余裕がないのがデフォルトで、余裕があるとヘンな方向へ走ってしまう。


具体的にはこんな感じ。

12時に出かける用事があるとする。朝からソワソワ。

10時半くらいに第一陣の何らかの出かける支度を始め、それがいったん終わる。

その他の直前にすべきことは直前にするので、それまでの間に隙間時間が生じる。←これがいけない。

ここで、今やらなくてもいいことを、なぜか思いつく。

ちょうど30分くらいでやれるはず。終わらなくても、途中でやめれば大丈夫。

そして、まだ30分くらいしか経ってないと思ってやっていると、気づいた時には40分以上かかっていた!

あ”ーーーっ、直前にすべきことをする時間がないっっ!!


この場合はそもそも、出かける支度の途中に隙間時間ができるような時間配分をしてはいけないってことなのです。


最初に勤めた会社は残業が多くて、その分、翌朝の出勤時間は多少のことは目をつぶるというような会社だったのでよかった。実際、毎晩遅かったし。

なので、こういうことに気づくこともなく、ゆえに考えたこともなかったけれど、違う会社に転職して、そうはいかなくなった。

毎朝、9回裏ノーアウト満塁のピッチャーくらいなシビれる状況に耐えかねて、私が考え出したのは、出勤までに必ずやらねばならないこととやる順番を頭に叩き込み、その流れを考えなくてもスムーズにできるように体にしみ込ませ、最終的にそれが最短どれくらいの時間でできるか固まってきたら、逆算して起きる時間を決める。つまり、ほかの余計な作業を差し挟んだり考えたりする隙を作らないということだった。


ただ、これにも困ったところがあって、アクシデントが起きた時には、時間的にそれを吸収する隙間もないってことと、そのせいで流れが狂ってしまうとガタガタになって、何か忘れるとか別のアクシデントが起きて傷口が広がるってことだ。

まあでも、そんなには起きないアクシデントに備えるより、まずは日々淡々とコトを運び心穏やかに出勤できることの方が大事だった。


この話、続きます。


★今日のグータラ指数10/ダメダメ指数80/マジメ指数10

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