第8話電車と共に生きて居る

私は涙を流した‥否私はあの日から泣かないと決意をした故に私は泣いて居ないんだそう私は泣いて居ないんだ


だけど今日は今日だけは泣いていい筈だ私が愛して居た存在が死んだから否死んだと言う言い方はおかしいかも知れないけどだけど私にとってあの存在は生きて居た存在だと思いたいんだ


そう私が赤子から青春まで乗って居た地元の駅が地元を走って居た電車が終焉を迎える事に成ったそう文明が悪いのか時代の流れが悪いのか其れとも少子高齢化故に閉鎖されてしまったのか


だけども滅んでしまったんだそして今日が最後の日故に私は乗ったそして電車越しに見る景色は最後に成ってもほとんど変わり映えのしない景色が続いて居たんだだが何でだろうなあ


だけども私は此のほとんど変わり映えのしない此の景色がどうしても嫌いに成れないで居るんだ此の都会の様に鉄筋とコンクリとが織り成す変わり映えが豊富な景色ではないありきたりな此の景色が好きなんだ


さて今日私がするべき事はもう無い有るとすれば個の変わり映えの無い景色を見る事が出来なく成るだけだ・・だが映像として語り継ぐ事は出来るそして私は語り継ぐ事にしたのだ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る