食さ…、食た…、ソーマ


 田所ちゃん


 あぁ田所ちゃん


 田所ちゃん




 想いの丈を形にしてみた。我ながら良い句が詠めたと思う。


 今日、食さいのソーマを観た。とりあえず2クール。めっちゃ面白かった。『お色気系お料理漫画』という前情報を聞いてどういうこっちゃと思っていたが、どういうこっちゃも何もそういうことだった。美味しそうで、エロい。過剰労働によって食欲と性欲を失いがちな現代人にぜひおすすめしたい。


 とりあえずご飯が美味しそうなのは置いておいて、想像より大分エロかった。登場する女の子たちが美味しいご飯を食べて腰をくねらせたりするのだが、その様が大分エロい。これ少年誌に載ってるんだ!?って感じだった。初恋限定。もTo LOVEる -とらぶる- もリアルタイムで読めない昨今のガキどもはかわいそうだなーと思っていたが、全然かわいそうじゃなかった。


 ところで私はネタバレを許さない派だ。あまり話の内容に触れてしまうとネタバレになってしまう。そこで好きになったキャラクタについてだけ話そうと思う。幸い私はキャラ萌えの人だ。任せてほしい。


 まず、主人公のソーマが良い。格好良くて、強くて、優しい。王道の主人公だ。1期1クールめのEDラストの笑顔も可愛い。


 次に主人公の同級生のニクミちゃん、もとい水戸郁魅ちゃんが、最高なのだ。私は漫画とかアニメのキャラだと、褐色肌で金髪か銀髪のキャラがすごく好きだ。他作品キャラだと相卜命(斎木楠夫のΨ難)、ナナチ(メイドインアビス)、ヨナ(ヨルムンガンド)、猿渡俊助(博多豚骨ラーメンズ)あたりだ。そして褐色巨乳キャラが好きで、褐色ツンデレが好きで、褐色ショートカットが好きだ。つまり基本は褐色キャラが大好きなのだが、褐色とかけ合わせると最高になる要素を全部併せ持っているのが、その水戸郁魅ちゃんなのだ。もう、超可愛い~。言葉遣いがちょっと乱暴なのもまた良い。肉料理が得意という設定からか、服装がアメリカテイストなのも可愛い。あ~、可愛い。


 あと主人公のライバル的なポジションのタクミ・アルディーニくんも可愛い。褐色肌ではないが、この子も金髪キャラだ。プライドが高くてツンデレで、可愛い。


 そして冒頭で一句詠んだ田所ちゃん、もとい田所恵ちゃんだが、この子も主人公の同級生で、黒髪おさげおっとり天然家庭的癒やし系な王道清純派ヒロインである。普通に可愛い。普通に可愛いのと、ストーリーの中で彼女が成長していく様に強く感動させられるのだ。あがり症で気弱な彼女が、破天荒な主人公と一緒に困難に立ち向かっていくことでちょっとずつ強くなっていく様子は、すごく応援したくなる何かがある。1クール目10話と12話は泣いた。


 あとキャラ萌えから少し離れるが、このアニメ(というか漫画?)は、他のお色気系作品と違って男の体もしっかり描いてくれるのでそこも嬉しい。1クール目EDの主人公の大臀筋は良かった。そしてこの漫画には美味しんぼで言うところの海原雄山的ポジションのおじいちゃんがいて、このおじいちゃんは美味しいものを食べると服を脱ぐのだが(この現象は作中で『おはだけ』と呼ばれている)、このおじいちゃんも良い体をしている。そしてその良い体の良い筋肉をめちゃくちゃ描き込んでくれる。グルメ漫画で腹斜筋や前鋸筋(あばらの横、わきの下あたりの筋肉)まで描き込む作品があるとは思わなかった。


 そう!いま思い出したが、そうだ、このアニメは男にも乳袋を描くのだ!


 乳袋というのは、萌え系エロ漫画でよく見られる巨乳の表現技法の一つだ。現実だと、巨乳の人体にブレザーやワンピース、というか服を着せると、乳の形がよく分からなくなる。最悪、せっかくの乳が目立たなくことすらある。現実の女性はともかく、色んな人に「えっちだ」と思ってもらいたくて描いている女の子の乳が目立たなくなってしまうのは良くない。そこでYシャツやブレザーなど、本来は体にフィットしない素材の服でも、胸のところだけ体にピタッとさせて描くことで乳の形を強調するのが『乳袋』である。


 普通この乳袋は女性の乳にしか描かれないのだが、この食たくのソーマでは、男の大胸筋にも乳袋が描かれる。良い。すごく良い。えっちである。大胸筋…良い。


 あと最後に、さっきからちょくちょく触れているが、このアニメはEDがすごく良い。1クール目は、歌も絵も可愛い。最後の方に出てくる、最後の晩餐オマージュのシーンもすごく可愛い。2クール目は、歌が良い。可愛い声の歌手なのに、歌詞がちょっとわけわからんくて怖い。ストーカーチックなのだ。曲名は「さっちゃんのセクシーカレー」である。わけわからん!でも良い曲なので、ぜひ一度聞いてみてほしい。

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