今日はアルバイトです

どうも

働き者のモブ少女のヨミです

今日は

数ヶ月に一度のお祭りの日なので

私は

[神魔一斉在庫処分 神様の逸品お売りします。]の主人公

大入おおいり 勇魚いさなさんのところで

アルバイトをしています

営業スマイルを顔に張り付けながら

呼び込みをしていると一人の冴えない男性が歩いてきた

(よし、仕事仕事)

私は満面の笑みで

「いらっしゃいませ♪何かお探しですか?」

「はっはい、実はいつも迷惑をかけている彼女にプレゼントをしたくて」

「そうなんですか、それは良いですね♪」

(チッリア充かよ)

「はい、実は彼女、あっ美希みきっていうんですけど、金持ちとの男との結婚を蹴ってまで俺のところに来てくれたんですよ」

男はデレデレしながらのろけ話をしてきた

「そうなんですか♪それは良い彼女さんですね♪」

(こっちはのろけ話なんて聞きたくないんだよ)

「はい、だから、彼女が喜んでくれる物を贈りたいんです」

「そうですか、なら、店長を呼んでくるのでお待ちください」

「はい」

私は店長を探しに行くと

丁度、お客さんの相手を終えたところだった

「勇魚さん、お客さんが選んでほしいそうです」

「あっヨミ、わかりました、すぐ行きます」

ヨミは勇魚を連れて男性の元に戻った

「勇魚さん、こちらの方です」

「初めまして、[神魔一斉在庫処分 神様の逸品お売りします。]の大入 勇魚です、よろしくお願いします」

勇魚は右手を差し出した

「あっ俺は[希望の街]の五十嵐いがらし源治げんじです」

源治は勇魚の右手を握り

握手した

「それで今日は何かお探ししているということですが」

握手を終えると勇魚は本題を出した

「はい、美樹が喜んでくれるような物が欲しいんですが」

「わかりました、では、少しお待ちください」

そう言うと勇魚は着けている腕輪に耳を近づけた

何か小声で話すと耳から腕輪を離し

「それではこちらへどうぞ」

勇魚は源治を奥へと案内していった

ちなみに

今の行為は

物の声を聞いているそうだ

お客さんに呼ばれたので

次話でお会いしましょう

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