第4話 やっとマトモな作品が……

 KAC1から3までは、お題からズレていたり反則気味だったりとマトモではない作品で参加してしまった私。


 今度こそはと思った四番目のお題は「ペンと紙と○○」。この「○○」には好きなものを入れてよいということ。


 これは、思いつきました。「ペンと紙とサイコロ」です。そして、オチも簡単に思いつきました。スラスラ書けました。


 文体としては、二人称系に入るのでしょうか。登場キャラが読者に語りかける形で最後まで進行します。


 ネタとしては、一見すると少し前に流行った異世界転生テンプレのスタートみたいな感じだけど、最後まで読むと実は……というもの。作品はこちら。


『世界で一番お手軽な異世界転生』https://kakuyomu.jp/works/1177354054888844775


 これ、何をやってるかを理解した時点で「ああ、なるほど!」って思うネタなんですよね。


 ただ、あとから思い返すと、そのための構成に失敗してるんですよ。「ペンと紙とサイコロ」を出すのが早すぎた。あと「小説を書くんじゃないよ」というセリフは要らなかった。


 このあたりは反省点ですね。


 あと、どうしても内容上ジャンルを「異世界ファンタジー」じゃなくて「現代ドラマ」にせざるを得ないという。このジャンル自体がネタバレになっちゃってるんですよね。


 ただ、この作品については、きちんとKAC4のお題を満たしたと思っています。そして、読んだ人も、知っている人は共感してもらえるし、知らない人は「へえ~」と思う作品になったかなと思います。★もKACではそれまでで最多の77いただけました。


 ああ、KAC4にして、初めてやっとマトモな作品を書けましたよ(笑)。

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