KACへの重い思い
結城藍人
第1話 いきなり反則技
タイトルからして下手なダジャレで申し訳ない。全然重くなさそうだよ(笑)。
とはいえ、KAC参加についての思いを語りたくってエッセイ書き始めました。何でかは主にKAC8とKAC10のところで語りたいと思います。あと、本作中で示した★の数は本作執筆時の数値なので、KACコンの最中の数字とは少し異なっています。ご了承ください。
しかし、KAC1からして反則技を使ってしまったのですよ。「フクロウが切り札」というお題でありながら、生物としてのフクロウじゃない。
これ、実は全然ネタが思いつかなかったのです。本当に思いつかなかった。
で、脳内を検索していたら、昔書いたスペオペもどきのことを思い出したんです。主人公の宇宙船の名前が「オウル」=フクロウ。
これ、ちゃんと意味があってフクロウなのですよ。ギリシャ神話の知恵の女神アテナの使いがフクロウ。で、女神アテナはローマ神話だと女神ミネルバになります。
そして「ミネルバ」とは何か? 日本が誇る本格スペースオペラ『クラッシャージョウ』の主人公ジョウたちが駆る宇宙船の名前なのです!!
なので、主人公の宇宙船の名前は「ミネルバ」→フクロウ→「オウル」となったのです。
だけど、そのとき書いた話って、実はスペオペじゃなくて異類婚姻譚SFギャグなんですよね(笑)。人魚に変身できる星のお姫様と結婚したら、その初夜で実は……ってオチが酷いギャグなんですよ。この作品です。
『水の星のプリンセス』https://kakuyomu.jp/works/1177354054888765915
ああ、そうだ、あいつを本当にスペオペで活躍させてやろう。
そう思って書いたのがKAC1参加作品になります。
『水の星のガーディアン』https://kakuyomu.jp/works/1177354054888760588
はっきり言って反則です。厳密に言ったらレギュレーション違反だろうと。
でもまあ、賞が取れるとは自分でも思ってなかったので気にせず出しました。KACは参加することに意義があると思っていたからです。
だから、むしろこれが最終的に★70も取ってしまったことの方が驚いています。このお題でスペオペってのが斬新だって感想をいただいたので、そのあたりが評価されたんでしょうか。
KACのお題からすると反則なんですが、スペオペ書けたんで自分的には満足できる作品でした。ただ、オチは弱いんですけどね。
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