pandemic
1日目
昼頃からこれを書いている。
昨日の夜、最初にサラおばさんがおかしくなった。突然家中の食べ物を貪る様に食べ始めた。旦那さんのスティーブおじさんがおばさんを止めようとした。そしたら、おばさんがおじさんの鼻と上唇を噛みちぎった。すぐに逃げ出したからその後どうなったかは分からない。でも、助からなかったと思う。
とにかく弘樹と一緒に走って今居る避難所の学校に逃げてきたけど、避難所に着く直前に弘樹が立ち止まって動かなくなってしまった。周りにサラおばさんの様な人が増えてきて仕方なく置いてきていたから、さっき確認したが無傷で微動だにせず昨日の場所に佇んだいた。ただ身体が木のようになっていて手先や顔の半分は特に変形して緑色になっていた。
避難所の外で会った人は弘樹みたいに植物になっているか、土や草など口に入る物を貪り食っているかだった。でも、襲ってくる事はなかった。
そこそこ大きな街のはずだが避難所には100人程しか来ていない。
今の所身体に異変は無いけど死ぬ前に自分の居た証明、といったら大袈裟かも知れないけど日記を細かくつけようと思う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます