第25話「ローリング・ストーンズなんか来やせん」
一九七三年の日本武道館。
人気バンドのローリング・ストーンズは現れなかった。
ローリング・ストーンズはマリファナをはじめとした麻薬(一般人が想定する依存性の高い違法薬物を指す言葉。合法なものではアルコール、ニコチン、カフェインなどが挙げられる)よりもずっと音楽を愛していたが、外務省は彼らの過去の薬物所持を理由に入国を認めなかった。徹夜までしてチケットを入手したファンは怒りと悲しみに包まれ、その喪失感は一九九〇年の初来日まで満足されることはなかった。
だがいきなりレールガンをもった女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃ですべての違法薬物を合法化させた。
菅原文太の台詞がなくなった。
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