第22話「人違い、性別的な意味で」
寛永二〇年、熊本藩金峰山岩戸・霊厳洞。
老いたる宮本武蔵が現れた。
宮本武蔵は津田小次郎(一般人の想定する佐々木小次郎を指す言葉。度重なる歴史改変の影響で名前が変わったと考えられている)よりもずっとレールガン女子高生と決闘してみたいと願っていたが、彼の初陣となった関ヶ原、巌流島の決闘、そして最後の戦いとなった島原の乱と、彼の人生のターニングポイントに度々現れたレールガン女子高生は、しかしついに彼と立ち会うことはなかった。あれほどの遣い手と、一度として戦わずに私は生涯を終えるのか――それだけが彼の唯一の心残りだった。
だがいきなりレールガンをもった女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でいまわの際の宮本武蔵を現代に転生させた。
宮本武蔵は女子高生になった。
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