エイジス協会
『エイジス協会はあなたの目的地までの安全を約束いたします』
〈街〉でこの看板を目にした事はありませんか?
彼らは〈街〉の多くにこうした看板を出しています。
それは、自信の裏付けと言えるでしょう。
商売、出稼ぎ、引っ越し……
何を目的としても、ただの人間が〈街〉から〈街〉を行き来するには彼らの様な優秀な護衛が必要になります。
彼らがいれば暗黒大陸を歩くのに余計な心配は不要となるでしょう。
ただし高額の護衛料さえ払えるのであればですが。
エイジスとは盾の名を掲げ、盾とは所属する者達の事を指す。
支部長は『ナガリ・ゲン』
残念ながら、彼は既に死去しており、エイジス協会の活動方針は廃れている。
現在のエイジス協会は、協会の管理下からも外れ、独自に怪物を狩る事を専門とした幻想兵装使い…外部からは『雇われ』と揶揄される者たちが属する。
彼らが狩った怪物の素材などを他組織へ売るといった方法で、運営されているが、本来であればそれだけで成立出来ない。
それだけ討伐数が多いのもあるが、他組織に幻想兵装の違法な売却なども行う事で組織として成立するだけの資金を得ている。
そうした幻想兵装の大半が『遺品』である。
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