第二章
プロローグ
もう何度目だろう? 人に殺されるのは。
もう何度目だろう? 新たに生を授かるのは。
繰り返すたびに、僕の手は血で汚れていく。
そして、僕の心は汚く塗りつぶされていく。
もう、以前の僕には戻れないだろう。
こんなにも、汚れてしまったら――。
◇ ◇ ◇
僕は、再びこの世界にやってきた。
あんなにも、元の世界に戻りたいと思っていたのに。
それは、元の世界よりも色んな意味で充実しているからだろう。
僕は、この世界で力を発揮できる。
辛い事、苦しいことばかりだけれど、僕の力を役立てることができる。
いいや、それ以上にきた理由がある。
ハイジとの約束――一緒に元の世界に戻るって約束を、まだ果たしていないから。
そして、僕のせいでコチラの世界に飛ばされてしまったルカを、元の世界に戻すために。
----------
ビリーの新たな戦いが始まる!
⇒ 次話につづく!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます