飢饉
この国の人で、食べ物に飢えているのはわずかだと思う。
物を選ばなければ、何かを食べることはできる。
ほかの国や島では、それさえ難しい場所もあるそうだ。
でも、食べ物はあってもみたされない人がたくさんいる。
誰かに認められたくて仕方がない人がたくさんいる。
認められなくても生きていけるのに。
認められなくても食べるものはあるのに。
これらのことから僕は考えた。
きっと、おいしいものを食べる事よりも大切なことがある。
きっと、食べ物がたくさんあることよりも大切なことがある。
それがないと、人間は飢えてしまうんだ。
体は満足しても、心は飢えてしまうんだ。
僕は誰に心を満たしてもらってるのだろうか。
僕は誰かの心を満たすことができてるだろうか。
どうすれば、お互いを認めあえるんだろう。
同じ生き物なのだから、邪魔するものはないはずなのにね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます