第4話
結衣が死んでから 今日で1年が経つ
僕はいまでも結衣のことが忘れられない、
「彼女(仮)のはずなのにっ!くそっ!」
1年たって変わったことと言えば
そうだな。何も無い あの日からずっと僕は無だ。
何もしたくないし、何も考えたくない。全てを投げ出そうになっていたある日
一通の手紙が届いていた
「圭くんへ
私だよ私、結衣です。
この手紙を読んでいるということはもう
私はこの世には居ないという事になります
私は圭くんと出会ってから毎日がとても楽
しかったです。圭くんの笑った顔、怒った
顔、泣いた顔、その全部が全部私の宝物で
した。私が圭くんに告白した時のことおぼ
てますか?私はおぼえてますよ....あれっな
んか....なみだが止まらないよ。
私、実は隠していることがあって私の命は
もうながくありません。私の記憶はどんど
ん古いものから消えていきます。正直今、
君の顔が思い出せません。でも君と過ごし
た。時間は記憶からは消えても心のどこか
に残っています。もし私が死んでも君は私
のことをおぼえていてくれますか?
こんな暗い話にしちゃってごめんなさい。
いままで楽しい時間をありがとう
そして。さよなら。
結衣より」
俺は泣いた、それこそ三日三晩泣いた。悲しかった。悔しかった。
でも俺は何かから開放されるような気がした....「ありがとう結衣。俺頑張るからさ。ずっとそばでみててくれよな!」
俺はこの日を境に変わった。
『多分続く』
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