外編 「七夕」

情報屋と絆の友の会 外編 「七夕」


絆の友の会~ロンドン支部~


ホームズ「お~い、七夕で飾る笹枝を持ってきたよ~!」

琴音「相も変わらず、突然ね。前触れもなく。」

熊五郎「っそれもデカ!!」

ホームズ「これぐらいでかくないと意味がないからね!」

光「・・・そうかな?」

優奈「違うと思う。」

アリー「願い事なら何でも書いてもいいの?」

ホームズ「ああ!OKさ!」

琴音「それで去年、そんなこと言うから、

エドワードさんがあんたとの結婚祈願を書いてしまったんじゃない?」

ホームズ「ぐぬ・・・。過去は振り返らないのさ。

それに今年はあいついないし~。」

アニャー「後ろ・・・。」

ホームズ「後ろ?オバケでもいた?アニャー?」

エドワード「オバケかもしれないかもね~?」

ホームズ「っげげ!エドワード!

本当にオバケのように現れやがったな。また王宮を抜け出したのかよ!」

エドワード「でかすぎる笹の葉が道路を

横断しているとの通報が出ていたから、来ただけよ。」

ホームズ「それは、Interpolの仕事ではないのか?」

香川「俺らでよければ逮捕するぜ。」

琴音「いたの?」

香川「おまえまでそんな目で見るな~!!」

林「事実だろうがな。」

斉藤「ああ。」

香川「おまえらまで・・・。クスン。」

琴音「男の涙は見たくないわ。特にあんたのは。それで坂下、それは?」

坂下「ミニ版だろうな?笹の葉の?」

子供たち「極端すぎ!?」

琴音「あんた!こっちで十分すぎるでしょ!?

特に内は!この大きいのは本部にでも持って行きなさいよ!」

ミント「本部にはもっとでかいのがあるのよ。」

ロイド「飾ったから写真持ってきたよ~!ホームズ!」

ホームズ「どうなったかな~どれどれ・・・、

おお~!!いい感じになったんじゃないか!」

琴音「もはやクリスマスツリーしか見えない。」

香川「クリスマスと七夕では植物が違うでしょ?」

琴音「真顔で言うな!!」

ホームズ「ここのものもこんな感じでよろしく~!」

エドワード「ちなみに、あんたの願いは?」

ホームズ「最後に発表するわ~!」

琴音「まぁ、用意してくれたのはうれしいからやりましょうか。」

子供たち「了解~!」


2日後


ホームズ「立派になったな~。」

しずか「ちなみにこれ、どこから持ってきたのですか?」

シラス「それ私も気になる!!」

ホームズ「植物関係の知り合いに

譲ってもらったというか要らんと言うからただでもらってきた。」

琴音「どんな知り合いよ・・・。」

林「というか、ただはいいのか?」

ホームズ「あまりにも大きくなりすぎたから、処分だったんだ。だからただ。」

優奈「確かにこんなに大きいのは今後育てるのも場所も苦労しそうだわ」

エドワード「ところで、あんたはの願いは飾っているのでしょうね?」

林「確かに!」

ホームズ「ここにあるさ。」

琴音「なになに、今年は倒れる回数目指せ0回および病院運ばれ回数0回。」

ホームズ「書いたぞ?」

しずか「これ、どちらかというと、香川さんとドクターさんの願いでは?」

エドワード「私もそう思った。」

香川「お~い、林たちおまえらも書けよ~。」

林「どこにだ?」

香川「ここに。」

坂下「ちいさ!」

斉藤「なぜこんなに小さいのだ?」

香川「Interpolの人間用はこれだからだ。」

琴音「それ、この前坂下が持っていた、小さい方の笹の葉。」

香川「あるだけましと言うことさ。さぁ書いた書いた!」

エドワード&琴音「ご愁傷様。」

ホームズ「それじゃあ!最後は花火で終わるぞ!」

香川「ちょい待て!?花火なんてなかったぞ!?」

ホームズ「俺の能力の花火。節約節約!」

エドワード「はぁぁあああああああ!!!!!!???」

ホームズ「それ~!」

しずか「ホームズさん!?」


バン!バン!バン!


アニャー「きれい~!」

光「能力でもここまで来ると平和利用だけど・・・。」

林「早速倒れているな。」

しずか「のんきにそんなこと要っている場合ですか!?」

香川「病院に連絡!!急げ!!」

エドワード「早速、約束は守れなかったね。」

乱太郎「なあこれ?」

シラス「さっきのホームズのだね。裏に何か書いてある。なになに?」

優奈「子供たちやみんなの幸せを一番に大事にできますように。」

みんな「・・・。」

熊五郎「そう思うなら・・・。」

シラス「相談してくれればいいのにね。」

エドワード「全く、自己犠牲なところは変わらないのだから。」

香川「ホームズ!ホームズ!しっかりしろ~!!!」


終わり

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