C・A・スミスに憧れて

キロール

気になっている事

 初めましての方は、初めまして。知っている方は、毎度どうも。


 心機一転して、新たなエッセイを立ち上げました。もう一つの方は、軍事特化にでもするかなぁ。一応、戦史は好きで相応に調べてるので。時代の流れ的な物や、戦いの推移を知るだけでもファンタジーの肥やしになるかも知れないし。結局、自分では知識だけため込んだ状態で活用できてないしな。


 ちなみの、題名。何を気にしているのかと言うと、基本的には自分の事だ。作品上にも、近況ノートにも、エッセイにも、或いは交流の場であっても、私は、私の情動をそのまま伝えようとしない癖がある。必ずワンテンポ置く。


 これがリアルな人間関係だったら話は別だが、ネット上は所詮文章だけのやり取りだ。強い言葉を避けようと思う傾向にある。人を傷つけたくないと言うよりは、面倒事が嫌いだからだ。


 妻と育児を分担しているから、子供に時間を取られる。それは良い。だが、ネット上の余計なトラブル何ぞに時間をくれてやる訳には行かない。だから、情動をそのまま前に出す必要はない。必要はないが……。


 私の作品に魂は籠っているのか? と言うか、私の色は出ているのだろうか?


 そう迷う事はある。作品に私が感じられないと言われた事もある。確かにそうかも知れない。私は地を出す事を何処か恐れているのは事実だ。


 とは言えつい最近第一部を完結させた『征四郎呪法剣 ~ディルス大陸戦乱記~』(https://kakuyomu.jp/works/1177354054888638451)は精魂込めたつもりだ。私らしさも少しは出ているだろうか。平日に一回は更新すると言う大それた計画を立ててほぼ計画通りに行ったが、その代価が誤字脱字だったり、文章が少しばかりおかしくなっているけれど。ちまちまと直しているが、果たしてこの方法で良いのか……。でも、計画通り一作書き上げたしなぁ。


 話は逸れたが、私の色もやはり出したい。キロールと言う作家(と言うのもおこがましいが)の特色を出したい。作品の傾向だけじゃなく、文章からも。少し読んで、ああこれ、こいつの小説かと気付いてもらえるような、そんな小説を書ける様になりたい。


 趣味で書いているから書籍化にそこまで強い思いはない。ただ、万が一売れるような事があれば、作品よりも作家として売れたいと言う野望は持っているのだ。例え、叶わぬ夢でもそう思っているのは、私の自由だ。


 だが、強いて言えば、クラーク・アシュトン・スミスのゾティーク幻妖怪異譚(創元推理文庫)を皆も読んでくれると嬉しい(無理やりな布教)





 ――さて、ここでエッセイを終わらせても良かったが、ちょいと愚痴る。

 人との交流ってのは大変だとしみじみと思う。そして、自分は相変わらず冷淡な男だとも思う。トラブルを避ける為、誰にも肩入れしない。中庸こそ黄金だろうと思うから。年取ったオタクだから人付き合い苦手だしな。


 だからこそ、嫌なんだよなぁ。他の人らがドタバタしているの。拝一刀じゃあるまいに、進んで冥府魔道に行かずとも良かろうに。

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