6年4組 17番 田辺仁
6年4組 17番
土曜日、塾の帰りに、僕は季節外れの花火が上がっているのを見ました。
≪夏でもないのに珍しいね≫
こんな時期に珍しいな〜と思いつつ、僕はお約束の掛け声で「たまー!」「かぎー!」と広場で叫びました。
≪そこで
隣にいた人は「やー!」「やー!」と僕の掛け声を補足してくれます。
≪掛け声の分業は初めて見ました≫
しかしその後に分かったのですが、僕が花火を見た場所で花火が行われていたという事実はなく、僕の隣にいた人は壊れたマネキンで、広場だと思っていた場所は薄汚れた墓地でした。
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【先生のひとこと】
そこまでいくと嘘くさいな。
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