6年4組 14番 鈴木樹木

 6年4組 14番 鈴木樹木すずきたつき


 こんにちは。突然ですが、私には納得できない言葉があります。それは「畑の肉」という言葉です。


 ≪ほうほう≫


 仮にも先生であるあなたなら、この言葉をご存知でしょう。


 ≪仮じゃないよ≫


 この言葉に納得がいかない理由は、わざわざ大豆を肉に言い換える必要を全く感じないからです。この言葉には

「マメくずのくせに、地面生まれくせに、大地を闊歩できる獣くらい栄養があってすごいでちゅね〜」

 という、大豆に対する「あなどり」を感じます。


 ≪?≫


 他にも『森のバター=アボカド』『海のミルク=かき』なども納得がいきません。


「木くずや海くずから生まれた食べ物のくせに、牛様ぎゅうさまくらい栄養があってすごいでちゅね〜」という、明確な悪意がこの言葉にはありますね。


 ≪牛様ぎゅうさま?≫


 食べ物は、牛を中心に回っているのですか? それは違うと思います。


 ≪うーん≫


 天体は、太陽を中心に回っているのですか? それは違うと思います。


 ≪それはそうです≫


 なので僕は肉のことを「牧場ぼくじょうの大豆」と呼んでいます。


 ≪変ですよ≫


 牧場の大豆という言葉を使うたび、周りからは気持ち悪がられます。


 ────────────────────


【先生のひとこと】


 じゃあやめなよ。

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