6年4組 05番 遠藤奏

6年4組 05番 遠藤奏えんどうかなで


 この前、僕は初川くんと山下くんと一緒にプラネタリウムに行きました。僕はプラネタリウムに行くのが初めてだったので、すごく楽しみでした。


 ≪良いですね〜≫


 なので、プラネタリウムの光を敏感に感じられるよう、しばらく太陽光の届かない地下で目を閉じて生活していました。


 ≪修行?≫


 そして実際にプラネタリウムを見て、思っていた以上にキレイでとてもびっくりしました!


 ≪それは良かった!≫


 私たちの住む都会は空気が汚れてカスなので、星が見えませんよね。


 ≪言い方悪いけど、そうだね≫


 いっぽうプラネタリウムは、室内とは思えないほど星がキラキラ輝いていました。


 ≪綺麗だよね〜≫


 デルトラクエストの表紙くらいキラキラしていました。


 ≪ピンと来ないな≫


 でも一つ困ったことがあるとすれば、初川君が「本当は星は地球を中心に動いているんだ」とよく分からないことを言っている点でした。


 ≪まあまあ、いろんな考えがあるからね〜≫


 地球は平面です。何を馬鹿なことを言っているんだ。

 後に残ったのは、激しい怒りでした。


 ────────────────────


【先生のひとこと】


 地球平面説は流石に違うくない?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る