[詩集] 白

明日の天気

晴れ、曇り、雨、雪。

どの天気が好きかと聞かれたら、

その答えは人それぞれ。

晴れが好きだと答える人は、

暖かさを感じるからかもしれない。

晴れが嫌いだと答える人は、

日焼けを気にしているかもしれない。

曇りが好きだと答える人は、

太陽の眩しさが嫌なのかもしれない。

曇りが嫌いだと答える人は、

その暗さに心が沈むからかもしれない。

雨が好きだと答える人は、

傘を弾く音が好きなのかもしれない。

雨が嫌いだと答える人は、

ただ濡れるのが嫌なのかもしれない。

雪が好きだと答える人は、

その美しさを愛でるのかもしれない。

雪が嫌いだと答える人は、

単に雪下ろしが大変なのかもしれない。

天気というものが、

人の心にもたらすものはとても大きい。

ラブレターを渡すなら、

夕日の差した教室がいいかもしれない。

涙を流すなら、

雨がしたたる夜の公園がいいかもしれない。

明日の天気で人々は何を感じるのだろうか。