〔青空の下で〕


あなたが走る


君が走る


あの人の汗が


あの娘の汗が


ほとばしる


今日だけは あなたの名前を 思いきり叫ぶ事が出来る


声が枯れるまで 君の名前を 叫び続ける



違うクラスのあの人


名前を叫びたいけど 叫べない


二人三脚のペアの娘に 嫉妬した


お前にいいところを 見せたかった


あなたの頑張りに 熱くなった



偶然ペアになった 二人三脚


鼓動の音が 伝わらないかとヒヤヒヤしてた


あなたの広い肩が


君の細い肩が


大きくて


小さくて


結ばれた 足首が


恥ずかしそうに 震えてた


 

初めて あなたとハイタッチ


初めて あなたの手に触れた 


嬉しくて 恥ずかしくて



やっぱり



あたしは


俺は


わたしは


僕は


貴方が


君が


あなたが


お前が


好きなんだ



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