〔ふたりの僕〕


君をしあわせにしたい

僕がいる


君のしあわせを願う

僕がいる


ひとりの僕が 尋ねた


本当に 彼女をしあわせに出来るのか?


もうひとりの僕が答る


じゃあ 君は見ているだけでいいのか?


会話にならない会話が果てしなく続く


時は待ってくれない


彼女は 今 しあわせな家庭を作っているようだ


庭で昼寝をしていた ふたりの僕に 風がそっと教えてくれた


どうやら ふたりの僕は


彼女を遠くから 見守る事で


話しがまとまったようだ…



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