「恍惚のブルース」青江三奈(1966年) 衝撃的なデビュー曲

曲名…「恍惚のブルース」

作詞…川内康範

作曲…浜口庫之助

編曲…寺岡真三

歌…青江三奈


発売日…1966年6月21日

レーベル…ビクターレコード


 低音、ハスキーボイス。当時、初めてこの曲を聴いた方々は皆、「衝撃的だった」と言います。私の家族に確認したところ、やはり衝撃的だったとのこと。理由は青江三奈氏のこの声にあるのです。


 ここまで凄まじいハスキーボイスの歌手は前代未聞。綺麗な声とは言えないのですが、その独特な声が素晴らしい味を出すのです。何とも言えない、煌びやかな酒場を彷彿とさせる青江三奈氏の曲の数々は天下一品でしょう。特にこの曲はムード歌謡の頂点に君臨するものの1つでしょう。


 おまけにこの歌のジャケット写真が素晴らしい。酒を片手にポーズを決める青江三奈氏は大人の魅力を発揮しています。


 そして、これまでは比較的綺麗な声の歌手の歌が好まれていたようですが、青江三奈氏がこの曲でデビューしたことで一変します。森進一、ちあきなおみ、八代亜紀…ハスキーボイス路線が展開されることになるのです。


 残念ながら2000年に亡くなってしまった青江三奈氏ですが、今でも歌謡番組では過去の映像がよく放送されますので、ご覧になってみてくださいね。


 ちなみに個人的にはB面の「ひと知れぬ愛」もかなりお勧めです!

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