やつあたり

私はとても、とても悪い


いつもいつも叶わない夢を見ている。


そうして自分勝手に苛立って、今日もあなたにやつあたり。


どうしてあなたは彼じゃないの?

どうしてあなたは彼じゃないの?


あなたは困ったように微笑んで、それでも私のもとに来る。

今はそれでもいいんだよと、何度も何度もささやいてくれる。


ねぇ、お願いだから早く私を嫌いになって。


私があなたを好きになる前に。

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