だから作家は猫を噛む

LA軍@多数書籍化(呪具師100万部!)

第1話「ウチの猫が尿する件」

 皆様、こんばんわ。

 こんにちわ? おはようございます。

 アレです。見た時間に合わせて適した挨拶に受け取っていただきたい。


 はい。どうも~作者です(錯者)です。


 知ってる方は、今日もよろしく。

 初めての方は、はじめまして。


 え~っと、割と最近カクヨム様で、小説を掲載しております。

 その関係でちょっと、エッセイでも書いてみようかと。


 お題は、ですね。ウチで飼ってる猫が「尿」する件です。


 いや、そりゃ生物ですから尿はしますよ。

 それが問題じゃないです。


 問題はする・・場所です。


 ドゆことかというと、ウチの猫はね。……私の寝ている布団の上でします。

 えぇ、そりゃジャボジャボと……。

 気付かないうちにしてくれます。特に寝てる間に――!!



 ――ファアァァァッ〇!!



 つまりね、朝変な時間に目が覚めるのですよ。冷たくて。


 えぇそうです。冷たいのです。


 なんていうか、

 ん? 冷たい? ――じゃないんです。


 グゴ~……。グガ~……。「!!??」チベタっ!!!


 って感じです。


 場所はだいたい膝下あたりです。布団の端じゃないです。真ん中です。


 これが困るのです。掛け布団の上から尿をしてくれやがるわけですが、尿の……というか液体ってのは上から下に行くのですよ。――あたりまえですが……。

 つまるところ、掛け布団を浸透した尿は、掛け毛布を貫通し、敷き毛布にしみ込み、敷き布団でようやく勢い衰えるといった状態です。

 この敷き毛布に水たまりをつくった尿に寝ている私が寝返りなどを打った時に触れるのですね。

 尿は温かいと言うが、今まで温かいと感じたことがないのが不思議です。


 かけ布団から浸透するのに多少のタイムラグがあるからでしょうか。


 ともあれ、浸透した尿に体が触れ、異常を感じた脳が早朝4時とか5時にたたき起こしてくれるわけです。


 そして、ここからが最悪です。

 まず、眠い。

 これ重要。

 冷たい、気持ち悪い。

 これも重要。


 時にはズボンまで結構な量の尿にまみれてしまうのですが、最悪脱げばよいのです。

 それよりも、寝るか。片付けるか。


 これが重要です。


 時々、飛び起きはするものの滅茶苦茶眠い時もあります。

 そういう時は、体を斜めにして、尿を避けるようにして眠ります。そして、大抵数分後寝返りを打ってまた飛び起きます。

 仕方なく片付けるというパターンになります。


 なら最初から片付けろよ。と思うでしょうが、人間の睡眠欲というのは、時に尿すら克服します。

 誰だって、睡眠の欲には抗えない時はあるでしょう?

 尿意や便意と戦う経験があるはず。


 私はリアルに尿意ではなく、尿との戦いですが、……時に睡眠を選んでしまいます。


 結果、2度尿に触れる。

 タイミングが悪いとき、そぅズボン脱いじゃった時ですね。時々あるのですが、尿に濡れたズボンを脱いでいるときに2度寝を選んだときはかなり最悪です。


 えぇそうです、素肌に尿が触れるわけですね。


 チベタッッ!!


 ってマジで不快感&驚きMAXです。


 というわけで、一番は片付ける事ですね……。


 と言いつつも、お判りでしょうが色々面倒くさいです。


 まず、4枚の寝具がダメになります。

 場合によっては、一番下のマットレスすら……!


 ともあれ、まずは片付けの手順から、


1、掛け毛布を取りあえず脇によける。

2、敷き毛布を小さく折りたたんで洗濯機に入れる。

  →お急ぎにします(これ重要)。

  とはいえ、4、5時は流石に近所迷惑なので洗濯機は回しません。

3、かけ布団を風呂場に運びます。

4、敷き布団は取りあえず、タオルで軽く拭き取って放置



 が初期の手順ですね。

 ここまでが、初期段階。


 次に、


1、風呂場に運んだかけ布団にシャワーを掛けます。

2、そして、シャンプーとかボディソープをぶっかけます。

  尿が掛かったところを集中的に。

3、あとは踏んでも揉み洗い。

  この際、布団の無事な部分は半分程なので、そこは濡らさないようにします。

4、その後、絞りに絞って、シャンプーの匂いが染み渡ったのを見計らって、

  濡れた部分と乾いた部分をガッチャンコ。

5、んでもって、えっちら運んでベランダに干します。


 ここまでが洗濯の手順です……ふぅ。


 あ、そうそう、風呂場とベランダに多少距離があるため、注意が必要です。


 なぜなら、水をふんだんに含んだ布団は、もう、犬の涎並みにボタボタと水滴を床にこぼしてくれます。

 ここで布団を全部濡らそうものなら、もう、水浸しです。

 故に半分は乾いたままにして、水を吸収しつつ運ぶという寸法です。


 あったまいぃ~♪


 そして、次。敷き布団です。

 かけ布団に比べてやや硬く、形を保持する敷き布団はかけ布団よりも洗いにくいことこの上ない。

 このため、洗い方としては濡れたところを中心に、端と端は濡らさないように洗います。布団を畳むようにして、谷間を作り、シャワーを掛けて洗う感じです。当然シャンプー付。


 そしてなんとか洗い終わったら、三つ折りにします。


 その状態で担いでダッシュ。

 えぇ、水は漏れますとも……ボタボタとね。それでもやらねばならんのですよ。


 そして、布団たちを干し切ります。

 これで、ようやく布団ズは洗い終わりです。

 この状態でベランダは満員。

 残るは毛布です。これはなんとか洗濯機に入ります。ゆえに、放置した掛け毛布を後回しにして、朝の6時くらいになったら、ご近所さんに配慮しつつも、洗濯機を回します。


 そして、「お急ぎモード」で敷き毛布を洗い、次に掛け毛布です。


 ちなみに、平日は7時には社会人としてお仕事にいくために出発します。そのため、お急ぎでなんとか、掛け毛布まで洗う必要があるのです。

 7時までに何とか洗い終わったら、ベランダの空きスペースになんとか毛布を干す。

 そして、急いで朝の準備をして出勤するであります。


 これが、平日です。


 休日はそう、ここに2度寝が入ってくるのですよ。場合によっては3度寝ですね。

 ですが、尿を片付け終わったら、アタシの布団はありません。

 そのため、無事だった(時に水没)マットレスに寝っ転がり、予備のうっすい毛布で寝る……。


 これが休日です。 


 えぇ、そうです。

 何が言いたいんでしょうって?


 猫に言いたいんです。


 ウチのかわいい猫ちゃんを抱き上げます。

 グリグリと頬ずりをして、びみょ~んと体を伸ばした猫の腹に鼻を押しつけクンカクンカします。

 あぁ、お日様の匂いがする(マジです)。

 ちょっと猫が嫌がってますが、気にしません――キリッ


 かわいいかわいいくぁいいねぇ~~♪


 心行くまで猫と戯れます。

 そして、急に真顔になって訴えてやります。


 なんで、布団で尿するの!?


 アタシの声を聞き付けた猫がパカッっと口を開ける。




「てめぇの躾が悪いんだよ」





 ……ちょま、!?

 ――おま、しゃべ!?





 完



↓新作投稿したのでみて!!!

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