第56話

「王さん、はじめていいわよぉ。」


そういうと、王が話始めた。一通り王が話終わり、重鎮達が、相談を始める。


5分ぐらいすると、扉がバンッと大きな音がしながら空いた。


「遅れました!」


そう言いながら、勇者一行が入ってきた。


「遅いわよぉ」


と声をかける。


勇者一行は、私に向かって剣を抜いた。


「やめんか!!!」


王が一喝する


おっ、なんか王っぽい


「別にいいわよ。手加減なしなら2秒で倒せるから。」


「う、嘘よ!」


と魔法使い


「嘘じゃないわよぉ。」


魔法使いの後ろに転移し、マジックドレインという、サキュバス限定のスキルを使い、魔力を1/10まで一瞬で減らし、元の位置にもどる


「ね?」


魔力を奪われた目法使いは、膝を着いた。


「な、何をした。」


「うん?魔力を吸っただけよぉ?」


さすがに、実力差が分かったのか攻撃をしてこなかった。


「さっさと次行きましょ?」


「う、うむ」


勇者達にも王が話をした。


1度、解散をし、各自で考えることになったようだ。


「それじゃあ、私は帰るわねぇ。」


そういうと、会議室からでた。


すると、誰かが着いてきている気配が感じ取れた。



会議室をでて、人気ない部屋に入るとその後ろから直ぐに魔法使いが8人入ってきた。


すると、直ぐに囲まれ詠唱が始まった。


え?暗殺なのに詠唱するの?!


そんなことを考えながら、魔法に当たってみる。


お、雷魔法だ。


気絶したフリしてよ。


「ぐんぁぁぁぁあぁぁぁあ!」


そういい、倒れる。

大根役者だな…私。


そのまま、倒れて動かないようにする。


すると、直ぐに偉そうな言葉が聞こえた。


「おい、上手くいったよか?」


「えぇ、しっかりと気絶させました。」


「所詮魔族も人型だ、気絶させればただの女よ」


フハハハハハとか笑ってるけど、めんどくさいなぁ、こいつ小物感あるけど黒幕かなぁ…


「縛り上げろ」


そういい、手足を縛られ、口に布を巻かれる。


「屋敷に向かうぞ」


そういい、馬車に乗せられる。


ガタガタと揺られること30分、色々と回り道をして、特定されないようにしたみたいだ。


まぁ、全部覚えてるから分かるけど。



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