「脱走」

新入りの人間が「飼育小屋」にはいった


だが――逃げだしてしまった、簡潔に言うとその時風呂に入りに来ていた狩人が


見たのである、見てしまったのである

<亜空>という世界を


この世の横にある超常的な世界を


「な、、、、なんだこ、、、、、れ、、、、、」

^--そして察したここから「人形」は出てくるのだと


幸いまだーー<亜空>は閉じ切っていない、だから

忍び込むことにした<亜空>の中に


入るのがいいと思ったのだ、なぜか

逃げられなくなるリスクだってあった、いや、その可能性が高いだろう


でも、それでも――入るしかない


無事じゃすまないかもしれないそこへ


入るーーあの女はいったいどこから出てきたのだ

まず、は

廊下を歩いてみる

廊下の感覚、と匂いから大体どこに何があるかを悟る

それは、自分が普段よく見る―屋敷とふり二つだが

違うところのあるものだった

―匂いで、まずーー「人形」をかわす


一階を折りーー「森」に入る


まずは、ここでいいーちょっとでいい

まずはここから何とかしてやる

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