みんなのリーダー
第6幕みんなのリーダー
1学年5月・
早くも5月になった。そろそろクラスメイトも、友達を作りグループが出来上がる頃だ。オレ渋谷瞬斗は4月で友達を作ってグループを作り上げた。それに思いを寄せている女の子、小松波奈ちゃんをもグループに取り込めた。順調と言えば順調と言えるペースだ。あとは小松波奈ちゃんを少しずつ友達以上の関係になるようにオレに波奈ちゃんの気を惹かせられればいいんだ。もう友達だしオレがカッコいいところをどう波奈ちゃんに見せて行くかが勝負だ。
それとそろそろアルバイトも始めなきゃな。そうだ!カラオケ店でアルバイトするつもりだから、オレがアルバイトで働いている姿をみんなに見てもらえばいいんじゃないか。そうすれば波奈ちゃんもオレにときめいてくれるはずだ。母さんにアルバイトのことを相談するとしよう。
瞬斗は自宅の自分の部屋から母親の元へ向かった。
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瞬斗「母さんアルバイトのことなんだけど、そろそろ始めようかなって思っている。5月にもなったし、入学する頃に言っていた通りカラオケ店でアルバイトしたい」
永子(えいこ)「いいわよ。頑張りなさい。とりあえずコンビニにある、履歴書をこのお金で買って来なさい。それから履歴書の書き方を教えたり、面接の練習をしたり、電話のやり方を教えるわね」
瞬斗「分かったよ。母さん。ありがとう。じゃあ買って来るね」
永子「そうだ履歴書に貼る顔写真を撮るのは今日じゃなくてもいいからね。ちゃんと制服を着て撮るのよ」
瞬斗「ウチの学校は私服も良かったから、制服の存在を忘れ掛けていたわハハハッ」
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その後母永子と共に瞬斗は登校前の時間までに、アルバイト先のカラオケ店を決めて、電話で面接に呼ばれた。そして履歴書を書いて面接練習をした。
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瞬斗「おう!みんなこんばんは」
共助「こんばんは」
広「こんばんはー」
波奈「こんばんは瞬斗君」
瞬斗「今日さオレ、アルバイト先を決めたんだ。面接日も決まって少し緊張している」
広「そうなんだ」
共助「そうか。やっぱりカラオケ店だろ?アルバイト先は」
瞬斗「そうだな。電話する時も緊張したよ」
波奈「でも凄いよ。クラスメイトはやっと友達作りを始めたのに、瞬斗君はもう友達作りを行動にして私達を友達にして、その上アルバイト先も決めちゃうなんて行動力あるよね」
瞬斗「そうかー?ありがとう波奈ちゃん」
広「言われてみれば凄い。瞬斗」
共助「確かにそうだな。俺らのリーダーだ」
瞬斗「そうか。リーダーか!ありがとうみんな。オレ頑張るよ!」
よっしゃー!波奈ちゃんには褒められるし、みんなからもリーダーとして認めてもらった。これなら波奈ちゃんやみんなからの地位が確立出来て、波奈ちゃんからは惚れられるチャンスが出来たぞ!さあてまだまだこれからだけど波奈ちゃんから惚れてもらう為に頑張るか!行くぜ!渋谷瞬斗!
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