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目次
会話もベッドも 別れでさえも 『一方的』
いつでも一方的なきみ
電話もキスも
手をつなぐのも
照れ隠しの下手なきみ
ぼくはくすぐったく思ってる
なんでも一方的なきみ
会話もベッドも
別れでさえも
それは寂しさの裏返し
ぼくはたぶん知っている
トカゲがしっぽを切るような
あの潔さと痛みを抱いて
端然と居続ける
セミが殻を脱ぎ捨てる
あの晴れやかさと虚ろを抱いて
きみは立ってるんだろう
強がらなくていいんだよ
恥ずかしくなんてないんだよ
たまには隙を見せたらどうなの
哀しみなんかどこにもないよ
なんであれ
ぼくは大事に思うんだ
もっと安心してほしい
きみはもうひとりじゃない
20111005
お題006『一方的』
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