第82話 アメリカ家電道

アメリカ家電道。

それは陰謀と誤謬に満ちた修羅の道。


この前洗濯機の周りがすごい湿気で、換気扇をかけても窓が曇る。

怪しい。なんか変だと思ってたら、

乾燥機のダクトが外れてた!!!

2ヶ月も気づかなかったわ。


衣類乾燥機ね、アメリカのは必ず外に排気する仕様で、アパートや戸建ての洗濯機置き場には必ずダクトがある。業者に設置してもらったから、私自身はどういう構造か知らなかったんですよ。


で、乾燥機の裏を掃除しようと覗いたら、うっすいアルミの排気管が乾燥機に繋がってて、壁の穴にはその先っちょが差し込んであるだけでしたー!うわあ。穴をのぞいたらすぐ外だったよ。で、乾燥機側が外れてたので自分ではめ直し、湿気がたまらなくなったのでした。



さて、お次は買い替えたばかりの電子レンジ。

壁に取り付けするタイプで、キッチンの換気扇兼ねてます。最近よく外国暮らしの方が、この壁付の換気扇付き電子レンジについて、

「キッチンの煙をフィルターしただけで室内に返す、驚愕の無意味仕様だ」

とかいうのを目にしますが、実は同じレンジでも、取り付け時にダクトに排気する仕様にできるんです。ダクトが家にあればですが。


私取り付け業者に聞いたんですよ。

「ダクト無しの時に使う、はフィルター替えないのか」って。そしたら、「使わないんだから、フィルタもいらないよ」

と返ってきたんですが、嘘でしたわ。

なんと、室内に排気しない場合は上部の排気口もも吸気口になるんですのよ、奥様。だから油でべとべとに。


最後は冷蔵庫についてる自動製氷機。これね、砕いた氷とか、飲料水がすぐ出てきて、便利なんです。

でもうちのはこの機能が3か月くらいで壊れたです。

理由?自動製氷がで製氷スペースいっぱいになった氷がモーターを壊した、んです。

もうね、あほかと。

なんでこんな仕様にしたのか全く意味不明です。


普通に静かに暮らしたいのに、アメリカ家電道はこんなにもきびしいのでした。









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