第14話 結構信じてもらえない話
私の話って、結構信じてもらえないんですよね。
えー? とか言われて。
例えば数年前、SusiGoって店が美味しいよって言った時。えー?冗談でしょ?みたいな反応。SusiGoは、コリアン経営の寿司屋で、お世辞にも綺麗とは言えない小さな店。でも北米ならではの巻きものと、ふっくらしたサーモンなんかが美味しいの。さらにうなぎの握りを頼むと、ほんのりあったかいうなぎが出てくる。お持ち帰りにオススメ! でも誰も挑戦してくれないの。
例えば……
バンクーバーのイケてる(死語?)自然派のカフェではお水や飲み物をジャムの瓶で出すんですよ、って言った時とか。
ジャムの瓶といっても、売ってるジャムの空き瓶じゃなくて、耐熱ガラスのの保存容器ですよ。ジャムを手作りするのに使う。日本じゃオシャレな主婦が使う耐熱瓶といえば、ドイツのWeckですが、こっちはBallとかが主流です。お値段も普通にスーパーで9個10ドルくらい。ベリー類が夏にたくさん売られているので自分でジャムを作る人も多いんでしょう。
で、それで水を出してるっていうと、うそでしょー、みたいな顔されるんですよ。本当ですって。ジャムの瓶を使ってた店は主にベーカリーカフェとか、サンドウィッチの店。自然な流れな気がするんだけどなあ。
あとね、極め付けはアメリカのVISA、H1Bが、抽選で当選した人しか審査してもらえないって話したときね。これに関しては、日本人のみならずアメリカ人にすら、え〜?!そんな訳ないじゃん的な反応されたのよ。ホントなんだって!グリーンカードの抽選と間違えてない?とかも言われる。それとは別だって。トランプ大統領になってから更に厳格化されたって話だから、より難しくなってるかも。抽選前にもっと選別したりとか。それによく考えたらアメリカ人がVISAのことなんて知る訳ないじゃない?生まれた時からアメリカ人やってるんだもの。移民は必死よ。たくさん英文読まなきゃいけないし。
最近Twitterで米国で働こうって呼びかけてる人たちがいるのよね。英語学習のコツや履歴書の書き方を教えてくれたり。それは素晴らしいんだけど、その前にVISAの選考がどう行われるかは皆知っといた上で挑戦したほうがいいと思う。採用されてもVISA取れない事もある。学生VISAとかとはまるで違うのよ。まず大学の専攻が、採用される職種にあってる事が前提だし、そうでない場合はその職種に長く従事してることが証明できないといけない。挑戦するのは若い方がいいというのは体力気力の面では納得だけど、職歴という面では条件を満たすのが難しい。まだ信じてもらえないかな?
あとね、デパーチャータックス。
カナダで5年以上住むと、カナダを出て行く時、家や株などの資産に課税されます。売却したものとみなした価格で!日本の資産もですよ。
え? 信じられませんか?
アメリカにもあるけどね。
デパーチャータックス。
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