幻想郷
何も無い無人島。
男はそこにいた。
舟は使い物にならない。
波によって壊れてしまった。
タバコは濡れ、ライターは消失。
無論。携帯機器は無い。
とりあえずやることは無いので
無人島を1周してみようか。
何か拾えれば上手く使って
それで舟ができるかも知れない。
そんな妙な期待と共に歩いた。
がそんな期待は泡と消えた。
「今日は寝るか。」
服はいつの間にか乾いていたので
その辺の枯葉を下にして寝た。
「幻想の世界へようこそ。
ここは幻想郷です。」
目の前には女性。そうかこれは夢だな。
幻想の世界とはいい夢を見たものだ。
今いるここは地獄だと言うのに。
「いいえ、地獄ではございません。
幻想郷です。」
「私の考えていることがわかるのですか。」
女性は頷いた。
幻想郷の世界へと、のめり込んでゆく。
「さぁ、一緒に行きましょう。」
そこにはきらびやかな風景。
美味しい食べ物。
癒される動物達。
ずっとここにいようかな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます