閑話  モブ夫のつぶやき

 オッス!オラ、モブ夫、高校生一年生、部活は帰宅部ッス!

 なぜ自己紹介したかというとッスね...。

 なんとなくッス!

 まぁ、こんな奴がいたなぁと覚えとってくれッス!いや、覚えとってくださいッス!


 ダダダダ!!!


「うわー!まだ追いかけてきているのかよ!いい加減諦めろよ!」

「いやわよ!諦めるわけ無いじゃない!」

「そうですよ。私達が諦めるわけ無いですよ」


 いまさっき逃げていったのが一条いちじょう晴人はるとこの学校の一番の変わり者ッス。

 そして追いかけていったのが、角野かくの夜見よみ先輩と

 佐々木ささき琥珀こはく先輩ッス。どっちも学校一のアイドルと言われてるッス。


 そして所属している部活はッスね、文化部ていうことしかわからないッス。そしてその部活に入るためにはッスね、

 校長先生と教頭先生に認められないといけないッス。

 校長先生で何人撃沈したことッスか...。


 そこで謎なのがッスね。一条晴人がどうやって認められたことッスよ。

 ちなみに聞こうとしに行ったやつはっすね、全員校長先生に連行されていったッス。なので謎のままッス。

 あいつ、羨ましいッス!


   ズルズルズル...


「部活に行きたくない〜!」

「諦めなさい」

「諦めてください。もっと強く引っ張りますよ?」


 ......紐で引っ張られるのは嫌ッス。

 一条晴人にご冥福を祈るッス、頑張ってくださいッス。


「おいモブ夫!一緒に遊ぼうぜ!」

「いいッスよ!」

 呼ばれたので今日はここまでッス、さよならッス!


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