スフィアランク 最終報告書



スフィアランク!



 『極上 特上 得 良質 良 粗悪 悪質 凶悪』


 エネルギー発電をする生産的なもの、多くの人間に恩恵を与える物はだいたい極上ランク

 水が出る、火が出る、一般的に一個人レベルで恩恵がもらえる物は良ランク。

 人に危害を加える、人にとって重要な施設などの物を壊すものは、凶悪ランク。



 『ガーディアンのリーダーの槍』   良

 ポロンちゃんがこけて押した警報装置で集まったガーディアンの所有物。使い手がいないので売り払った。


 『花瓶の中身』   良

 ポロンちゃんが見惚れて持って帰った、花瓶の中にあった石ころ。光に当てると綺麗な花畑の映像が見える。それだけ。ポロンちゃんの宝物。


 『スフィア探せーる』   粗悪

 スフィアを探知する。回数制限あり。誤作動して池の上だとか屋根の上だとか歩かされた。


 『動力いらず即席炊飯器』   良質

 名前のとおり。ご飯が炊ける。お米の味は良質。


 『水質浄化装置』   極上

 水を綺麗にする。悪人がそれを探す為にわざと水を汚染していた。

 ガーディアンの魚の中にあった。


 『炎熱無効化の盾』   特上

 喋る。立てる。防げる。の三代効果つき!


 『ピカッとライト』   良

 喋ると光る。そして光があたるとほのかな温度を感じる。


 『勝手に歩く君』   得

 意思のないものでも身につければ勝手に歩く。指輪型の形状。


 『この貴重な回復系のスフィア』   不明

 ゴーストタウンにて女性が出し渋ったスフィア。ニャモメ団の好意(?)の為、受け取っていない。


 『魂込めます筆』   悪質

 その筆を使って人物を描くと、絵画に魂を閉じ込める事ができる。


 『分身の水晶』   極悪

 本来は潜在意識や別人格の人間を分裂させてしまう恐ろしいスフィア。ポロンちゃんには効かない。


 『破断(はだん)の刀』   特上

 見えないものを斬れる刀


 『水面月(みなもづき)の刀』   特上

 斬りたいものだけ斬れる刀。


 『便利なペンチ』   極上

 挟むとスフィアを修復できる。


 『古びた懐中時計』   不明

 きっかり六時間、時間を巻き戻す。


 『自動牽引ロープ』   良質

 あら不思議。力がなくても引っ張ってくれる。


 『マネマネのマイク』   良

 寄生型で、騎士の男性に寄生。宿主を生きながらえさせていた。姿が分かれば何でも見た目だけマネられる。真空の遺跡にいた女性の姿は、地下遺跡に入っていた画像データーから参照。


 『伝説の歯車』   特上

 走破遺跡のイベント上位入賞者の商品。飛空艇につけたら、もっとスピードが出る。


 『火力発電』   極上

 火力でエネルギーを発電する。


 『映るんですよ』   良

 異世界の映像が移りゆく鏡。プライベートが丸裸な鏡。視聴年齢の制限を設けるべき。


 『超プラズマ砲』   極悪

 国一個が余裕で消えるトンデモ兵器。


 ミリ「何か知らんもんも乗ってるけど……懐中時計ってあれの……?」

 ケイク「わ、わー、結構たくさんあるねー。スフィアー。リストだけは、ほんとにたっくさんー」

 ミリ「虚しくなるからやめんか。余計な事に首突っ込んだり邪魔が入んなきゃ、もっと多かったのにさあ」

 ポロン「ポロンのライトさんもあるっ。良かったねってポロン嬉しくなるよ!」

 ケイク「まー、一応ちっちゃな物でもこういうのは、ちゃんと書いておかなきゃねー」

 ミリ「破断の刀とか、用途は悪人に悪用されてるけど、ランクは良い方じゃん」

 ケイク「道具の性能は悪くないしねー。こういうのは客観的な評価が大事だからー」

 ポロン「つまり、道具さん使う人が悪い事しようって思うと悪い道具さんになっちゃう。でも、いい事しようって思えばいい道具さんになれるんだよね。うーん、でも道具さんは道具さんなのかなぁ」

 ケイク「だいだいそんな感じだよー」


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