第50話:重力

武器・魔法・アイテムを含んだ装備はそれぞれ今までと全く同じとはいえなかったけど、問題なく機能はした。

僕の武器『真跳び』も、問題なさそう。

狙う相手がいないので矢は取り出すまでの確認できなかった。

ただ、一つ。

体が軽いので足に踏ん張りが効かない。

「ちゃんと設定されていれば、重力は地球の1/6だ。地面を蹴る弾みで飛ばされないように気を付けろよ。」

ドゥベルさんがチュートリアルをしてくれた。

「月面を細かく再現していれば地面の砂はガラス繊維だ、吸い込むと肺をやられる。暴れて砂を巻き上げるなよ。っておい!!」

月の軽い重力を楽しもうとしたミハエルさんとホーウェンさん。

いい大人二人が、バク転を試みようとして止められた。

「リアルで月には来た事があったんですか?」

ドゥベルさんのチュートリアルが的確だったので、そんな気がした。

「こことは違うベースだけどな。」

「監査官も大変だね。でも経験者なら助かる。」

ミランさんもドゥベルさんの事は、詳しく知らなかったようだ。

「いいなぁ月旅行。私も行ってみたい!」

月に行き来するって当たり前のように話しているけど、僕にはちょっとピンと来ない。

噂話で冒険者さんは月には500人程人が住んでいて、特定の人だけ行けるって聞いたけど、その時はただすごいな〜としか思わなかった。

その場所がこんな感じの場所だとは・・・

「仕事だ。それに不便で息苦しいだけで、そんなにいいモンでもない。」

ドゥベルさんはアイテムや武器をしまいつつ、そう答えた。

「ワシは、地球がいいがのぉ。大気が自浄されるまでは生きてはいられないだろうけど。」

「そんな、寂しい事言わない。時々青い空も見れるでしょ?」

キョウコさんはアナハイムさんの肩を叩いた。

「年寄りの散歩ものんびりできんわい。」

「そんなにあの世界はひどいのですか?」

僕はさっきから質問ばっかりしているけど、ドゥベルさんが話してくれた事以外、冒険者さんたちの世界が今どうなっているのか想像がつかなかった。

「外の世界(現実世界)で、死の灰が降り注ぐ大気が落ち着くまで、人を順次コールドスリープさせるプロジェクトが始まりそうだってのは知っているかい?」

ミランさんが答えてくれた。

「ええ、色んな聞いた話をまとめると、そんな感じで理解していますが、でもどうしてそうなったかまでは知らないです。」

「地下生活だけで人を通常活動をさせてるには食材・資材が足らなくなってたから人を冬眠(コールドスリープ)させようって話なんだ。」

「どこかの馬鹿な国が核戦争なんてしなければ、俺たちは地下生活で過ごす羽目ならなくて済んだのにな。」

「ワシはあの時、出張で東京の丸の内にいたんじゃが、今思い出しても背筋が凍るわい。」

想像する事だけしか僕にはできないけど、あんまり楽しい思い出ではなさそうだ。

「コールドスリープを普通にすると脳の活動を完全に停止してしまうから、この世界のようなMMORPGへ意識を移して脳意識の活動を維持させる。そういう話はだったな。」

ミハエルさんがそう答えたって事は、冒険者さん自身も全要を把握はしていないようだった。

「でもまだ先の話だろう?」

ホーウェンさんがミランさんに尋ねた。

「それが、もうそこまでプロジェクトが進んでいるよ。」

「まじか!?」

「てことはそろそろ、冬眠する人の抽選が始まるの?」

「そう。だけど選別するのは人だけではなく、世界(ゲーム)も選別される事になるようなんだよ。」

「それには、この世界も含まれているってこと?」

「そう。どれだけ安全に運営出来るか?人が目覚めるときに健全な生活を送れる有害な思想を植え付けないか。」

「人を殺したり、死んでも簡単に復活出来る記憶は現実に戻ったときにその影響、心的外傷後ストレス障害(PTSD)にならないか。など。」

ウォーレンさんはさっきから話は聞いているけど、特に驚いたり、疑問を持ったりはしていないようだ。

「あくまでもここは仮想空間であるけれど、現実から離れられない場所になる。ドゥベルはその為の仮想空間の監察官なんだよっ。」

話の終わりでドゥベルさんがミランさんの頭を上から鷲掴みする。

「本当にいつもどこから情報を仕入れているのか不思議でしょうがないが、人の事喋りすぎだ。それに、俺はここに居るのは息休めで気に入ってるからだ。」

「痛い痛い、力入れすぎ。」

ミランさんは鷲掴みするドゥベルさんの腕を掴み引っ張り剥がす。

「でもまぁそれは判るよ、僕もこの世界(ゲーム)に来るまで青い空という存在を知らなかったからね。」

「ああ、空はあのままでいて欲しいな。ちゃんと空も雲も物理演算している景色だしな」

「レイリー散乱と、ミー散乱だっけ?」

「一般的なゲームは、金になる為に楽しさや飽きがこないように殺伐としたプレイをさせるだけだけど、これは無駄に景観に拘っているからね。」

ミランさんがそう言った。

でも、僕達の世界が選ばれなかったら?

その疑問は考えたくもなかった。

「ホーム(地球)の事はまた後で話そう。今はこの状況をどうにかしないとね。」

ドゥベルさんが話をもどした。

「説明続けるぞ、火炎系の魔法は酸欠を起こす可能性があるから使うな。」

「了解」

アナハイムさん、ミランさん、ヤヒスさん、キョウコさんが揃えた応答した。

「天井のドームも壊すな、穴が空いたら同じく酸欠だ。」

みんな空を仰ぐ。

あの向こうにある暗い闇に、空気を全部持っていかれたらあっという間に死にそうだ。

「最後に、無理と少しでも感じたのなら撤退が第一だ。ここで死んでデータ復旧してくれるとは思えない。データだけならいいが、俺たちのリアルの肉体・精神にも影響が出るかもしれない。」

「復旧出来ないとなると、もうここに来れなくなる可能性もあるって事ね。」

「それって大変な事じゃないですか!」

「だから無理せずに撤退よ。まだここの情報が足らないからね。」

モフルゥーが早く先に行きたい気持ちで吠えた。

「はいはいお待たせ、そろそろ行こうね。」

キョウコさんは、モフルゥーの頭を撫でる。

「んじゃそんなところで、注意しながら移動だ。」

そう言うとみんな荷物を抱えて、移動準備を始めた。

「キョウコちゃん、スクショありがとう。」

急にキョウコさんが別の口調で喋り出したので、モフルゥーが驚いた。

ローリアさんが戻ってきたようだ。

「あんた、しっかりしてそうで、抜けてるところあるからねぇ。」

また続けてキョウコさんがしゃべるので、どうも違和感を覚える。

「それで、どうだった?」

ミハエルさんが聞いた。

「やっぱりヴヴァール渓谷には人がいないって。そもそも月が地球の影に入って太陽光が当たらないから、本当ヴヴァール渓谷の今は真っ暗になってるはずだって。」

「やっぱり、ここは創造世界(仮想空間)なんだね。」

「移動しながら話そう。」

状況を把握したドゥベルさんが再び歩き出したモフルゥーを見て言った。

みんなも確認し終えて再度パッケージ化した荷物を持ち上げモフルゥーの歩く方へ付いていった。
「こんな大規模な描画ができるサーバーは民間企業では無いと思うけど。」

「それなんだけど、うちの月施設のサーバーに少し負荷がかかっているみたい。」

「月サーバーなら分散されてるし確かにこれぐらいはできそうだ!詳しく調べられるのか?」

「それを知っている人達がみんな地球に戻っている最中だから先になりそうだって。」

「ダメか・・・」

あまりにも話が複雑だったので、一番同じ立ち位置のウォーレンさんに耳打ちするように尋ねた。

「ウォーレンさん。ウォーレンさん。サーバーって何ですか?」

「私も詳しくは知りませんが、私達の世界を維持する計算機と聴いています。私達はその計算機の中で生かされているとも。」

言われてもピンとこなかった。

「その計算機って・・・もし壊れたら僕達はどうなるのですか?」

「大丈夫だよ。ジョナサン。」

ミランさんがウォーレンさんと話している会話を聞いていたようだ。

「君たちの生きている世界は常に、今という時間を記録されていて何があってもその記録から部分的に戻される(復元)されるはずだから。」

「でも、冒険者Aの行動は戻されていないですよね。」

「それなんだよねぇ。バグとして扱われていないんだろうね。」

「なんだかこわいですね。」

「ある意味、僕達の生きている世界も宇宙空間に保存された計算機みたなもんだよ。」

「こっちの世界は時間を戻すことはできない。そう言った意味では常に恐怖しっぱなし。」

ミランさんの言葉に対してヤヒスさんが空に浮かぶ地球を見つめてそう言った。

ウォン!

更にしばらく歩いて、曲がり角に入ったところでモフルゥーが吠えて、先に駆け出した。

「おい!」

ミハエルさんが、少し慌てたけど。

駆け出した先にある物に目が入りそれが、目的地だと分かったので急いで追いかけることもしなかった。

「ウォー・ウルフ?何かが宙に浮いてぞ。」

ホーウェンさんが、目先に見える浮いている物に目線を合わせた。

少し硬そうだけどモフモフの毛がもう一つ、確かに宙で浮いている。

「浮いてるけど、大人のモフルゥーだ。」

その大人のウォー・ウルフはホーウェンさんが言った通り、宙に浮いて足がついて無いので、身動きが取れてないようだった。

僕達のついてきたモフルゥーの姿を見ると弱々しく吠えた。

身をよじるけど空中に浮いているので、足を引っ掛ける事が出来ずにどうにもならない状態だった。

「きっとこの子の親だね。私たちを連れて来たのは助けて欲しかったんじゃないかな。」

キョウコさんが言った。

大人のウォー・ウルフは子供に目線をやるが、上半身と下半身が真逆に動くだけで全くその場から動けない。

「完全に宙に投げ出された状態だね。お前は親を助けたかったのか。」

モフルゥーは僕達をじっと見た。

「どうやらそれが正解みたいだね。」

とは言っても、下手に触っていいものか。

「どうなってるんだこれ。へグィ!」

案の定、ミハエルさんが真っ先に手を出そうとしたところでキョウコさんのパンチが飛ぶミハエルさんの頬にヒットする。

「危ない!いきなり触るな!」

「おれとっては・・・キョウコのパンチが一番危な・・・」

「調べるが先。木の矢!」

ヤヒスさんそう言いい、ホーウェンさんから矢を受け取ると矢尻の羽で大人ウォー・ウルフが浮いている真下の地面を擦る。

手品の空中浮遊ショーでよくやる足元には何も無いですよアピールのようでもある。

「肩車!」

「へいへい」

ホーウェンさんがヤヒスさんを抱えると、そのまま持ち上げ肩車をした。

大人ウォー・ウルフは不安に思ったか、こちらを見ようと身をよじって顔だけ向ける。

体勢が辛そうだ。

でも二人は気にせず、大人ウォー・ウルフの上を、再び矢尻でさする。

何にも引っかからない。

でもヤヒスさんは何か気が付いたのか、矢を二つに折り、矢尻の方をウォーウルフの上の方で矢を手放した。

すると矢尻は上に引っ張られ、何も無い空間で引っ掛かりそのまま、吸い込まれるように消えていった。

「ここに穴がある。」

矢先をその消えていった先を指しゆっくりと近づけると先っぽが消えた。

ヤヒスさんの体もそっちに引っ張られそうになるのか、片手でしっかりとホーウェンさんの頭の毛を掴み、それに気が付いた、ホーウェンさんがしっかりとヤヒスさんの体を腕の筋肉で固定した。

安定したヤヒスさんは矢先をゆっくりと引っ張ると消えた矢先は元のなんでもない状態に戻った。

「もういい、降ろせ。」

ホーウェンさんは2、3歩下がって後ろを向き、身をかがめて、ゆっくりとヤヒスさんの両脇を抱えて下ろした。

「そんなに強く引っ張らなかったな。」

ホーウェンさんの言う言葉を気にせず。

ヤヒスさんは大人ウォー・ウルフの浮いている裏に回って見上げた。

「そこの場所に別空間が繋がっているぽい。どこだかは不明。」

アナハイムさんが最初にその場所に行ってヤヒスさんが指定する場所を覗いた。

「ああ本当じゃ。」

みんな、その穴を覗こうとするけど、崖が邪魔なので、いっぺんに見れなさそうだ。

「先に助ける。」

ミランさんはその空間の興味が溢れて、大人ウォー・ウルフが邪魔って言いたそうだ。

「多分みんな空間に引っ張られないように体を抑えながら引っ張れば大丈夫なはず。」

振り向きざま体格の良い3人を指名して、前に出るようにヤヒスさんが指示した。

ホーウェンさんが大人ウォー・ウルフの真横に付き、ミハエルさんとドゥベルさんが、ホーウェンさんの腰のベルトを左右から持ち、その後ろにキョウコさんが二人のベルトを持つ。

シャナンさんがキョウコさんが引っ張られないように、後ろから抱きついてそのシャナンさんの腰ベルトを僕とウォーレンさんが抑えて、だいたい体力のありそうな人が足場を固め、引っ張られそうになってもなんとか抵抗出来そうな構えになった。

「なんか出て来たら、後はよろしく。」

ヤヒスさんがうなずく。

「じゃいくぞ。」

ホーウェンさんが大人ウォー・ウルフをつかもうとすると、彼は何をするのか気にしてこちらに顔を向けようと身をひねる。

抵抗しようとしているのがわかるけど、宙に浮いている状態で、何もできそうも無いのは後ろから見てわかった。

「ムゥ!」

そう言うと、後ろからヤヒスさんのベルトを通して大人ウォーウルフを掴んだのを感じた。

「ホイッ。」

ホーウェンさんが身をよじり、そばに来たモフルゥーの横に親を下ろした。

意気込んで身構えた割りにはアッサリと救出できた。

モフルゥーはすぐに親のそばに来て身を寄せた。

「・・・。」

「腕に衝撃が走ったり、何かついたりしてない?」

キョウコさんが、抑えていたドゥベルさんとミハエルさんの腕をマジマジと見た。

「いんや、何も。」

「それはつまり・・・身構え損かい!!」

ホーウェンさんがちゃぶ台返すように憤慨する。

「何もなければそれに越した事はないよ。」

ミランさんは、早速、大人ウォー・ウルフがいた場所を確認しに行く。

ヤヒスさんは弱っていた彼に水を与えた。

並んでみると、結構な体格差

僕ぐらいなら簡単に食べられてしまうんじゃ無いかと思えるサイズ感。

でも彼もそこは助けてくれた人とわきまえているらしい。

大人しく子供と一緒に水を飲んでいた。

親を助けにあの洞窟にいた僕達に救いを求めにきたなんて、なんて甲斐甲斐しい。

・・・汚れをなすりつけた事に罪悪感はさておいて。

「あ〜これは・・・」

ミランさんはウォー・ウルフがいた場所から、上の方を覗き込んだ。

「なんだ?」

「ヤヒスが言っていた通り、逆向きに重力が働いているね。向こう側に地面が見える。

多分そこの空間が、他の空間と繋がって、上下逆さまになっていたから。今僕達のいる月の重力とバランスの取れる位置で、はまっていたんだね。」

そう言うと、ホーウェンさんは木の矢をウォー・ウルフが元いた場所に置いた。

すると、ぴったりと空中に置かれた状態になった。

ミハエルさんがその矢の先を指で弾くと、矢の中心でくるくる回る。

「なるほど。で、どこに繋がっているんだ?」

「推測するにウォー・ウルフが生息している・・・カイム郊外あたり?」

「この親子は、そこからか。」

「こんな危ない穴が出来ていたとは。他国ですが見つけたら祠にでもして、誰にも触れられないようにしなくてはいけませんね。現場保護して・・・」

一つの仕事に対して、他方に渡って対応しなきゃいけなさそうだと、ウォーレンさん眉間に依るシワで見て取れた。

『他国』ってのが面倒くさそうだった。

「思うんだけど、こんな空間があちこちにあるの!?」

キョウコさんが警戒しながら周りを見渡した。

「そうだったら、唐突に何かが落ちてきてもおかしくは無いよ」

ミランさんが、穴の端っこを木の矢で擦ると、砂粒がポロポロと落ちて、空中で止まったのを目で追っていた。

「俺たちが落ちたりして」

「洒落にならんぞ。」

「はしゃいで歩いてる奴は、四肢を飛ばされ治せないバグでしたとか言われ、見る目も無くなるってって事ね。」

キョウコさんとヤヒスさんがミハエルさんとホーウェンさんを見ながら言う。

「なんで俺たちを見る?」

「サァ。ねっ。」

ヤヒスさんさんと一緒にキョウコさんは肩をすくめる。

「それだけじゃ無いよ、唐突に水や土砂が流れ込まない事も祈ろう。」

ミランさんが穴から落ちてきた土から目をはずさず言った。

「あ〜。本物の月じゃ、こんな空間は作れないな。」

ドゥベルさんも穴の様子を確認してみた。

「バグにしても、前例が無いのぉ」

「監査官殿には、ご報告は我々の調査が終わるまで待ちいただきたいところです。」

「俺の担当じゃ無い。まぁ事例として資料は作っておくけど、提出はこの後次第だな。」

「助かります。」

ドゥベルさんの本業の話か。

ウォーレンさんもこの状況は良く無いと思っているようです。

懐から書面を取り出すと、指先で文章を書いた。

「Send mail」

彼の魔法を唱えると、書面は畳まれ、封筒に収まり、シーリングワックスが何処からともなく押され、そのまま封筒ごと消えた。

「そのメールは王に?ここから届くのか?」

「まずは、紋章官ハッフェルにですが、どうでしょう?届かないにしても、それがこの空間を把握する一つには役に立つはずです。」

「ピンク乳首の王様も直接来れば良いのに。」

ボソッと呟くヤヒスさん。

その手の中で水と食料を食べていた大人ウォー・ウルフが吠えた。

「もう充分みたいですね。」

僕は大人ウォー・ウルフがさっきよりも元気になった姿を見ていった。

「ほいじゃミッション一つ片付いたので、探索続けますか。」

シャナンさんがウォー・ウルフ親子が近づいてきた。

「なんか、ついて来たいみたい・・・」

ヤヒスさんが両方のウォー・ウルフを撫でた。

「案内してくれる?」

「邪魔にならなければ、何かの役には立つかもしれない。」

「それじゃぁ、全員で横に広がって移動!前方を幅広く見て何かおかしな空間があれば、すぐにお互いに報告だ!」

ドゥベルさんの指示で、僕達は地面い置いた荷物を抱え、先に進んだ。

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