第23話 ウィキペディアの寄付金が毎月定額になる

 おれはけっこう頻繁にインターネットのウィキペディアを見るんですが。

 ウィキペディアは寄付金によって成立するインターネットの慈善事業財団だった気がします。

 しかし、今回、ウィキペディアにネットでクレカ情報を登録して、300円を寄付したところ、返信されてきたメールを見ると、一回300円かぎりではなく、毎月300円受け取りますと書いてありました。

 寄付の時の金額の選択はもっとたくさんあり、300円は最も安い値段です。

 ついに、ウィキペディアも営利企業になっていくのかと感慨深いですね。

 ウィキペディアの運営に資金がいるのは当たり前ですけど、無料インターネット時代の文化は終わってしまったようですね。

 ウィキペディアの寄付金が月額定額制になったので、ちょっと驚きましたけど、まあ、それくらいにお金を払っても仕方ない価値のある組織だと思ってますから、おれはこれから毎月300円をウィキペディアに寄付します。

 インターネットサーヴィスがどんどん月額定額制になっていっていますね。

 もちろん、こんな使わないサーヴィスに毎月お金なんて払えるかという企業もあります。

 しかし、ウィキペディアをかなりよく閲覧するおれは、ウィキペディアに300円は払います。

 でも、どうなっていくんだろう、このネット社会。

 油断すると、少しでも多くの月額使用料をふんだくってやろうという連中が暴れだすのは目に見えているからですね。

 ウィキペディアも、頻繁に寄付をつのっていたので、まあ、月額定額制にした方が運営上、早かったんでしょうね。

 大富豪に向かって「世界中のみんなのためです。あなたが数十億円払えばウィキペディアが営業できるんです」なんてことを提案して、それがよいことだと思っていた時代もありましたね、インターネット無料時代には。

 大富豪も、「いや、みんなで払わないとだめだよ」と思うのでしょうね。

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