四枚目 目標との対価

 さて、私はこれまで作家として生きる目標のために、いくつもの対価を払いました。

 誰に? 自分にです。

 薬剤師や教師の夢、正社員という安定した生活、誰かを純粋に信じる心。

 手放しで眠る当たり前の生活。

 ほかにもあるのですが、とりあえずこれだけ。

 だけど私は少しも後悔していません。

 私が世に羽ばたき、罪のない少年少女の支えとなるためのプロセスは既に踏んでいるからです。

 あとは私が執筆の実力を身に付けるだけ。

 これが大変なんだなー。

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