1st Anniversary

かがり町のカウントダウン

「だんだん恋におちていく」

本編一周年へ向け、“キャッチコピー”欄でカウントダウンをしていました。

今回すべての住民達のものをご紹介する事は叶いませんでしたが、こちらがログとなります☆



09/12~

キャッチコピー【かがり町、鷹史恋いうる夕焼けの町…by鷹史】

イメージカラー:枯茶(いつもの)

意訳:この町をば、わが町とぞ思ふそうです。



09/23

キャッチコピー【かがり町、鷹史でしゃばる胸焼けの町…by鬼頭】

イメージカラー:喪黒(ざんねん)

意訳:鷹史に構ってほしいのです。



09/24 *金賞*

キャッチコピー【かがり町、おれは将来家を買う…by西村】

イメージカラー:山吹(せれぶ)

意訳:そのままの意味です。



09/25

キャッチコピー【かがり町、きょ日もしのちゃんか愛いなぁ…by藤田】

イメージカラー:深緑(もり)

意訳:とにかくしのちゃん大好きを込めました。



09/26

キャッチコピー【かがり町、駅から遠いコンビニが!by五十嵐】

イメージカラー:紅蓮(りーだー)

案内:町への不満は、かがり町役場まで!

(※番外編・小学生編に登場した駅前コンビニは作者の事情で潰れました。)



09/27

キャッチコピー【かがり町、黄昏焦がれなお燃ゆる…by厳蔵】

イメージカラー:黄土(かーき)

意訳:某氏の美貌は失われましたが、永遠の一方通行を誓います。



09/28

キャッチコピー【かがり町、うたわれ偲ぶすぎし貌(かお)by松雪】

イメージカラー:灰兎(あっしゅ)

意訳:音に聞く、かつての美少年たちをうたってくれました。



09/29

キャッチコピー【ニクの日だ! 焼き肉飲みへ逝ってくる~♪( ˙ө˙) 】

イメージカラー:るんるん水色(チェイサー)

意訳:OMG!! 10月もくぜん、なのにふらふら飲み歩くHP。



09/30

キャッチコピー【かがり町、ここは住みよいユートピア…byかがり町長】

イメージカラー:仄暗(まふぃあ)



10/01

キャッチコピー【一周年、町のパレードうれしいな…by忍】

イメージカラー:曇紫(割烹たかしの、風呂敷の色)

意訳:おめで10、ありが10。かがり町マンスリー感謝祭☆始まります。



――不採用作品。


【かがり町、ふじたにごはんくださいな…by藤田父】

不採用理由:ふじた


【お巡りさん、早くふじたを捕まえて…byかがり商店街一同】

不採用理由:ざんねん規定違反


【我々は 宗方聖 至上主義!…by近兄弟】

不採用理由:規定違反


【鷹史くん、いつもごはんをありがとう…by宗方聖】

不採用理由:愛が重い・規約違反


【にゃ。(※肉球スタンプ) byにゃん署長】

不採用理由:ねこ語


【お願い。鬼頭医院へは診療“可能”時間内にお越し下さい…by森屋守護】

不採用理由:規定違反



これら直筆の作品すべて、“かがり町のスーパーマーケット”にて、のほほんと現在展示されております。篠塚鷹史や山形厳蔵の意外な達筆ぷりや、ふじたのヒエログリフ、鬼頭精一郎の繊細すぎるピュワ文字、森屋守護の四角い理系文字などなど、個性豊かなかがり町五七五、ぜひぜひ直にご覧頂けたらと思います。(展示期間・10月末迄)





尚、こちらの店舗では、パート・アルバイトスタッフを募集しております。

『大変仲の良い職場です!』 お時給800円~能力給♪





その① 【ご近所さんたちの噂】


鷹史「ぜってーうそだァ。買い物行くたび従業員入れ代わってんじゃん」

鬼頭「そうなん、 へ~」

鷹史「お局がいるんしょ、お局ェ!」

鬼頭「良く分かんねーけど、大変だな…」

鷹史「そこんとこ、うちの店(たかしの)は一人でやってますでしょ! 人間関係の煩わしさとか一切ない!」

鬼頭「なぁなぁ、鷹史。ちょっくら、潜入してこいよ!」

鷹史「ハイ?」

鬼頭「そんで、初日からメンタルぼこぼこにされてこいよ! 慰めてやん……


鷹史「え、鬼頭さんパートしてきてよ」


鬼頭「 え、俺がパートすんの?」


鷹史「お坊ちゃまクンだからバイトした事ないでしょ、実家のお年玉10万円だった子でしょ、庶民の気持ち分からんでしょ、なのに昔、こちらの店舗で万引きし、ご迷惑おかけしたでしょ、でも顔だけはイイからって不問だったでしょ、ご恩返せし鬼頭精一郎。――当たり前でしょパートしてこいよ、もちろん無給でな!」


鬼頭「え……(怒) え……(汗) ウン……(傷心)」


ぼやく厳蔵「かがり町も、最低賃金上がったな~! 800円だけど」




その② 【ガリコー生徒、集合】


鷹史・鬼頭・厳蔵「 ワイワイ ガヤガヤ 」


 スーパー前で たむろす、おじさんたち ▼


通りすがりの松雪「おっさんら、邪魔。道の真ん中で、ほんと、邪魔。」

通りすがりの粉間「そーだそーだぁ! あ、厳蔵先生…///」


 鷹史に夢中で、全く気づかぬ厳蔵先生(プライベート) ▼



通りすがりの五十嵐「おっと! 不機嫌そうなタレ目の松雪と、ちっせー粉間か… ん、何してんだ?」


松雪「ぃぁらし(名前を呼ぶのも気だるげ)……きらい。」

粉間「Σあ 五十嵐ぶちょぉ…///」


通りすがりの西村「何だ貴様らッ! 松雪に、ナスか! おれのく道をふさぐな邪魔だッ!」


松雪「西村、うるさい……きらい。」

西村「奇遇だな、おれもだッ!」

五十嵐「西村まじ声でかい」

西村「普通だッ! ところで、篠塚さんの作品が見れるというのは、ここか?」

五十嵐「おお、そうそう。俺も、みんなの見に来たんだ。行こうぜ!」

西村「ナス、なぜ貴様と一緒に行かねばならんのだ…」

五十嵐「いいから行くぞ、周りに迷惑だろが」

西村「Σは、放せ!」


 ザッ! ――PF(パワー・フォワード)松雪 ▼


松雪「通さない……先に来たの、俺」



五十嵐「うわめんどくせぇ~。けど、受けて立つ!」


 ザッ! ――ガリコースター選手・五十嵐 ▼



西村「貴様らいったい何をしてるのだ……ナスそして、 モロヘイヤ」

粉間「? (もろへいわ?)」

西村「貴様一年か、何をポカンと見ている?」

粉間「あ、西村先輩、ぼくめろんです! こなまめ…」

西村「こなまめ? …こめ? Σ黙れ、プチトマトがッ!」

粉間「ぷち! ううっ、夏に身長5センチ伸びたのにぃー(泣)」

西村「そうか! よく育ったな! しかし興味なし!」

粉間「ビエーン…」




その③ 【ふじた】


藤田「あ! みてみて父さん、高校の友だちだよー」

藤田父「ふにゃ…? おやまぁ何だかモメテないかぃ、はじめちゃん」

藤田「うーん」

藤田父「けんかはだめだよぉ~、怪我しちゃったらかわいそう」

藤田「じゃあ止めてくるねー!!!!」

藤田父「いいと思うよ」


 藤田「 わーいい 」


松雪「ふじた! …か、帰るっ」

五十嵐「藤田! …いやな予感」

西村「む? 藤田だと?」

粉間「ふ、ふじたぁあ!」


 どた ばた どすん! ▼


藤田「なにしてんのー! わーい松雪くんだ、くすぐっちゃえー」


松雪「いっ …やめろ!」

五十嵐「ふ、藤田落ち着け!! 松雪はまだ、キャラを守らねぇとダメなんだ!」

西村「そんな事より貴様ら、おれの上から 降 り ろ …!!」

粉間「ビエーン…」


 パシャ…(シャッター音) ▼


忍「…。」

忍「…。」

忍「…。えっと、ごめん…見なかった事にする」


 #ガリコー盛 #いけめん #バスケ部しょうもな ▼



気づく鷹史「あ (うちのこ発見)」


気づいた忍「あ (おじさん発見)」




その④ 【しのづかコンボ】


忍「えっと…、なんでいるの」


鷹史「お~、忍じゃん。スーパー遊び行こ~ぜ! お財布鬼頭いるよ、お財布精一郎★」


鬼頭「Σ誰がサイフだ! 誰が!」

厳蔵「いや~先輩すみません、非常食カップ麺切らしてるんで、ゴチになります!」

ひょっこり藤田父「わ~い 鬼頭くん、ごちそうさまね!」

鬼頭「アー… 分かったよ! もういいよ、好きなもんカゴ入れろや!」


鷹史「しのぶしのぶ…」

忍「え?」

鷹史「ひそひそ… OK?」


忍「はい、はい、分かりました、


 ――ぱぱ、ありがとう(棒読)」



鬼頭「ヤメロそれ! でたよ~タカリの篠塚家!」


厳蔵「ははは。いいな~ 先輩、役得ですよ役得!」

鷹史「Σドキ… ヤダ… ホント?」

厳蔵「はい?」

鷹史「ねぇねぇ、忍ぅ。親戚の厳蔵おじちゃんも何か買ってくれるって」


忍「おじちゃんありがとうー(棒読)」


厳蔵「Σお、おじちゃん呼び…は、先生悲しいぞ!」

藤田父「おじちゃんありがとうねぇ!」

厳蔵「あ、ハイ」


鬼頭「……フ」


 あれよりゃマシかと、ほくそ笑む鬼頭 ▼




その⑤ 【しのづかショック】


衝撃の西村「し、篠塚さんがグレーなバイトをしてる…!」

衝撃の五十嵐「あんなしのづか、はじめてだ」

見慣れた藤田「うん? あれは“かがり町の日常”だよー」


つめたい松雪「ほんと篠塚……軽蔑する」


聞こえた忍「……。(涙)」



そして目的を忘れ、みんなでお買い物して帰りました ▼




その⑥ 【マンガ委員長わすれました】


 ――後日。


西村「あの日あの時、篠塚さんといた中年は何者だったか…」


 しのづか煩いの西村 ▼


五十嵐「さあ? 篠塚の近所の人とかじゃないのか?」

西村「独り言だ。気安く話しかけてくれるなよ、ナスめが」

五十嵐「しかし、駄菓子にアイス、かがり町のゆるキャラサイダーを飲んで、はしゃぐ西村お坊ちゃんが見れるとはなぁ、楽しかっただ…

西村「夢でも見たのでは?」


五十嵐「部活いこ…」

西村「さらばだ」



床ローリング・藤田「 わーい 」



 【完】

 

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