第58話 「忙しい」は時間を隠す
お久しぶりです。
2021年が幕を開けてもうすぐ1か月が経とうとしています。
このことを早いと思いますか? 遅いもしくは妥当だと思いますか?
「年を重ねるごとに時間の流れが早く感じる」とよく聞くので、年齢が上がるほど「もう一月経ってる!」と感じる人が多いかと思います。でも私は、それに反して時の進みがゆっくりと流れるように感じます。
しかし、以前からずっとゆっくりと流れるように感じていたわけではありません。小学生から中学生になったときやそこから高校生になったときなど、元々は年齢が上がるごとに1時間、1日、1か月と気づく頃には既にとけてるように感じていました。
高校生のある日、この時間を燃やし続ける日々の中でふと思ったことがありました。
「口癖のように『忙しい』と言うから日常的に忙しく感じてしまうのであって、『忙しい』の代わりに『暇だ』と言えば気持ち的にゆとりが生じるのでは?」と。
この日から自分の中で『忙しい』撲滅運動を開始しました。内容は時間的忙しさは何も変化させずに、ただ「忙しい」と発したくなる口をすぐに閉じて、ひと呼吸おいた後に「暇」と言い改めるというものでした。
最初は、身体的に忙しいのに何で敢えて暇だと言おうとしているんだろう? と自分で決めたことなのにそれに疑問を投げかけたりしていましたが、習慣化に成功するとそのようなことは何も思わなくなりました。
そのようにして「忙しい」という口癖が解消されると、次は今まで忙しいと感じていたことに対して徐々に忙しいとは思わなくなります。これは時間にゆとりを感じ始める兆しでした。
時間のゆとりを意識できるようになるといくつかの恩恵を受けられるようになります。ここで一つ紹介したいのは「スキマ時間」が見えるようになることです。時間にゆとりがあると感じられるということは、予定と予定の間に少しでも時間があると感じられるということと言い換えられます。そうなると実際に行動に移すかどうかは別として、その微小な時間さえも活用できるものと見なすことができます。つまり、時間の利用効率を上げられるというわけです。
いつもよりも長々と書きましたが、
「とにかく『忙しい』という口癖を排して『ひま』と言い続けたら、時間がゆっくり流れるようになったよ!」ということです。
初めはその状態でなくても言っている間に本当にそのような状態になっていたりと、言霊のような言葉の力を感じます。
スケジュールの中身については何一つ変わりませんが、「忙しい」という心持ちは変えられますので、興味を持った方は試して見てください。
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