3 小説の一節

小説の一節を

拾い上げて読んでみる


ああ、いいな


初めて読んだときに感じた

あの感動は


薄れてゆくけれど それでも残る


1年も経てば

何度その言葉に触れ合ったかを数え


2年も経てば

その言葉はなくてはならない存在に


3年も経てば

どれほどその言葉に支えられてきたかを感謝する


5年も経てば

懐かしい友となり


10年も経てば

パートナーになっている


それでも

忘れられていく言葉あり

薄れてゆく感情あり


きっと10年後、この言葉を愛していることを祈って

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