第359話 神 剛《ゴー》

 さすが一流企業の社長宅だ。立派な書斎に圧倒されそうだ。


 本棚には難しそうなビジネス書が並んでいた。

 書類に目を通していた龍崎 海翔氏がこちらを見た。俳優の誰かに似ている。

 もちろん往年のイケメン俳優だ。


「うむ……、君はゴー君だったねぇ」

「ハイ……😳💦💦 じん ゴーです」


「ああ……、そこに座って楽にしてくれ」

 ソファを勧められた。


「は、ハイ……😳💦💦」

 どうもこう言うかしこまった場は慣れなくて居心地が悪い。 

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