第281話 三時少し前……

 何度もスマホで母親に連絡するが何故か繋がらない。

「くッそォ~😡⚡ こんな大事な時にどうして……」


「駅前に到着しました……」

 車を停車させ、運転手が冷静に告げた。


「あ……❗❗」

 外を見るといつの間にか、駅前の交差点に着いていた。

 時計を確かめてみた。『三時』少し前だ。


「よォ~し❗❗」何とか間に合った。

 確か、事故は三時過ぎだ。これなら未然に防げるだろう。

 急いで僕は車を出た。


 その時、交差点の歩行者の信号が青に変わった。

 

 

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