第267話 歴史通りなら……

「頼む❗ 時間が無いんだァ~ー❗

 急げェ~ー…❗❗❗❗」

 僕は強引にラブリの手を掴み教室を駆け出した。


「い、痛いよォ~❗❗ ゴーォ~❗❗❗」

 文句を言うが構わない。


 何て、バカなんだ。

 どうして今まで気づかなかったんだ。



 もし歴史通りならあと、三十分もすれば、あの悲惨な事故が起こる。



 もし僕の知っているなら……


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