第103話

 妖精 ティンカーベルが夜空を舞うように華麗だ。羽根があれば翔んでいただろう。

 だが、生憎、背中に翼は着いていない。僕が受け止めなければ間違いなく大怪我だ。


「うゥッわァ~ー😲💦💦」

 慌てて、僕は両腕を広げ迎い入れた。


「ッたァ~ー…😣🎶✨」

 気合い一発、何とか膝のクッションを使って翔んできた彼女を受け止めた。ラブリに傷ひとつ着けるワケにはいかない。

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